インサイダーってなに?
それでは、内部者、いわゆるインサイダーとは誰のことをいうんでしょうか?友人からのオイシイ情報も一歩間違えば法律違反?!インサイダー取引は重要なルールなので押さえておきましょう。 |
インサイダーとは、その上場会社(親会社や子会社を含みます)の役員、代理人、使用人、その他の従業者などのことをいいます。会社を辞めて1年以内の者もインサイダーとみなされます。また、大株主や取引銀行、取引先、弁護士なども、その立場にいなければ知りえない情報を入手できることから、インサイダーとみなされることがあります。
これらのインサイダーは新聞などに情報を公開した後、12時間がたってからでないと、情報と関係のある株式の取引ができないことになっています。
友人がインサイダーなら要注意!
さらに、インサイダーにあたらない人でも、インサイダーから情報を得て株式を売買した者も、インサイダー取引として処罰の対象となります。ですので、冒頭のケースでも、友人から会社の合併情報を聞いて、その会社の株を買った場合には、それが未公表の前だと、インサイダー取引になってしまうので注意しましょうね!
株式取引をはじめる方も「株式取引のルール」をきちんと守らないと、無意識のうちに法律のハードルをのりこえてしまうこともあります。株式取引の基本ルールは事前にしっかり押さえておきましょうね。