現在は、ハイビジョン対応のビデオカメラが主流。そこで問題となるのが、撮った映像をどうするかです。HDDに残しておくにはファイルサイズが大きいし、といって消すわけにもいきません。ではどうすればよいのでしょう。
ハイビジョン映像を保存しておきたい
ビデオカメラの映像タイプは、ハイビジョンが主流になりました。しかも、記録メディアはminiDVテープやHDD（ハードディスク）、SDメモリーなどを利用したタイプに人気があるようです。
記録メディアがHDVのようにminiDVテープであったり、あるいはDVDなどであれば、撮ったメディアのままで保存しておけるのですが、HDDやSDメモリーでは、それはできません。SDメモリーをminiDVテープ感覚で使う度に購入するというユーザーもいるようですが、それでは撮影の度にコストが掛かって仕方ありません。
●保存用の記録メディアに何を選ぶ？
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| ▲パソコンではHDDへの保存が便利だが…。 |
やはり、パソコンに映像を取り込んで、HDDやその他の記録メディアに保存するというのが一般的でしょう。そこで問題となるのが、パソコンに取り込んだハイビジョン映像を、どのように保存するかということなのです。
利用するビデオカメラの機種によっても異なるのですが、たとえば、AVCHD対応の1920×1080という、今人気のフルハイビジョン規格で記録できるビデオカメラを利用して、最高画質で約１分の映像を撮ると、ファイルサイズは約124MBになる場合があります。約10分も撮れば、それで１GBを越えてしまうのです。
パソコンのHDDの容量が大きくなったからといっても、やはり限りがあります。ビデオカメラのHDDの容量が60GBや120GBなら、それらがいっぱいになったのでパソコンにコピーすれば、やはり60GBや120GBは消費されてしまうのです。それも１回でです。となると、パソコンのHDDへの保存も一時的な者として考えた方が良さそうです。
ただ、パソコン用の3.5インチHDDも低価格化の方向にあり、HDDを保存先として利用する場合、HDDを交換するという方法があります。たとえば、ガイドは写真にあるような、デスクトップのHDDを交換して利用できる周辺機器を利用しています。裸のハードディスクを、まるでDVDメディアを交換するように入れ替えて利用できるので、ハイビジョン映像の保存先として利用しています。
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| ▲ガイドが利用しているHDDの交換ツール。 |
しかし、HDDを裸のまま管理するので結構気を使いますし、うっかり落とすということも何度かあり、扱い方も冷や汗ものです。
●Blu-rayが使いやすそう
となると、やっぱりハイビジョン映像の保存先としては、ディスクタイプのメディアが扱いやすいですね。といっても、一般的な１層のDVDメディアでは4GB程度のデータサイズでしか記録できないので、60GB、120GBのデータを管理するのは大変です。
ということで、選択肢としては、Blu-rayディスクということになるんでしょうか。実はガイドの場合、まだ記録タイプのBlu-rayドライブを持っていないのです。「Blu-ray vs HDD DVD」のながれのなかで、形勢としてはBlu-rayだけどどうなるのだろうと見守っているうちに買いそびれたということもあるし、ドライブやメディアがまだ高価といったことから手を出さないでいたのですが、Blu-rayで落ち着いたこともあり、そろそろかなと思っています。
Blu-rayについては改めて解説する予定ですが、Blu-rayディスクの場合、記録メディアには片面１層の25GBと片面２層の50GBのタイプ、両面１層の50GBタイプなどがあります。いずれにしても、25GBか50GBですね。１枚のディスクにこれくらい保存できるのであれば、ハイビジョン映像の保存先候補としては十分です。
メディアの価格も、一時は片面１層5GBで3千円、4千円していましたが、現在では2千円以下になってきました。これから需要が増せば、さらに低価格になることは、CDやDVDメディアを見ていればわかります。
ということで、ハイビジョン映像の保存先としてBlu-rayディスクを選んでみようかと考えています。そういった意味では、日立のBlu-ray対応のビデオカメラなどは、最初からBlu-rayディスクに映像を記録できるので、便利といえば便利ではありますね。
ただ、現時点では先にいったようにまだドライブがないので、HDDを買ってきては保存するということを繰り返していますが…。でも、これに慣れてくると、これはこれでいいかと思ってしまったりもしています。なので、Blu-ray記録型ドライブやメディアの価格を見つつ、購入時期を探っているというのが正直なところでしょうか。
今後は、Blu-rayドライブやその購入、使い勝手などについても、順次ご報告していきたいと考えています。
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