長旅の必須アイテム
展示のタイトルは「寅の全財産」 |
かつてガイドブックの取材旅行などしていたこともあるガイド、このラインナップのリアリティにすっかり感激してしまいました。さすが旅の達人、寅さん! ここには、旅に必要な最小限アイテムがすべて入っています。そしてこれがいちいち合理的。
コレで沖縄から北海道まで。中折れ帽と雪駄がポイント |
蚊取り線香…夏の安宿で、エアコンが壊れていたり、網戸が破れていたりすれば、蚊に悩まされて安眠できません。
はさみ…旅先では、刃物がないと往生します。その気になれば、爪も切れるし果物の皮だって剥けます。頑張れば。
常備薬…旅先で急に体調を崩したとき、頼りになるのは体質に合った常備薬。特に、海外の薬は成分がよくわからないことも多いので、必携です。
目覚まし時計…この大きさが昭和ですね! 寅さんは携帯を持ったことはないはず。
手ぬぐい…タオルに比べて乾くのが早い、包んだり縛ったりと万能に使え、怪我したときは端からびりっと裂いて包帯にもなります。
ふんどし…寅さんはふんどし派だったのですね! 実は今、百貨店の下着売り場で、ひそかな人気商品だそうです。ゴムの入れ替えの手間もなく、乾きも早く、これまた合理的。
レターセット…しばしば旅先から柴又の実家へ、「日々反省しております」なんて殊勝な手紙を送っていた寅さん。実は筆まめだったのです。
しかも寅さんのワードローブは、四季を通して1セットだけ! 収納も衣替えも、寅さんには関係な~い!