シンプルライフの永遠の憧れは、「旅するように、トランク一つで暮らしたい」。モノも家も持たず、気の向くままの旅暮らしに、憧れたことはありませんか? それを、銀幕の中で見せてくれたあの人に「究極の旅するシンプルライフ」を学びましょう。
大きな茶色の革のトランクといえば…?

シンプルライフの達人「寅さん」


シンプルライフの達人にして旅の達人とは? それは、昭和を代表する人気者「寅さん」です。
「寅さん」とは、ギネスブックにも登録されている世界最長の映画シリーズ「男はつらいよ」の主役、”フーテンの寅”こと車寅次郎。1969年にスタートし、1995年、主演の渥美清さんが没する前年まで続いたこのシリーズは、全48作を数え、最大観客動員数は241万9000人に上りました。

寅さんのシンボルといえば、「成田山のお守り」「腹巻」とともに、あの「トランク」です。いつも旅暮らしをしていて、時折フラっと柴又に帰ってくる時、寅さんはいつも、大きな革のトランク一つを下げています。あの中にはいったい、何が入っていたのでしょう?

寅さんの「トランクの中身」って!?

私、生まれも育ちも葛飾・柴又…人呼んでフーテンの寅と発します!

「男はつらいよ」映画の舞台となった東京は葛飾・柴又にある「寅さん記念館」には、そのトランクの再現が展示されています。そのトランクの中身とは——?

「トイレットペーパー、マッチ、うちわ、筆記用具とはさみ、時刻表、蚊取り線香、手ぬぐい、目覚まし時計、財布、常備薬(龍角散とケロリン)、ダボシャツ、ふんどし、花札とサイコロ、易断の本、レターセット」