「欲しいものノート」の書き方
「欲しいものノート」の書き方とは?
「シンプルライフ」だからといって、何も持たない、何も買わないわけじゃありません。むしろ、シンプルライフは欲張りなライフスタイルです。だって、「持つなら大好きなモノだけを、買うなら手の届く中でいちばんいいモノを」というのが、シンプルライフなんですから。今回は、ネットを使わずに自分の物欲を整理し、欲しいもの「だけを」手に入れるやり方をご紹介します。
「欲しいものノート」の作り方
1.ノートを用意するまず、1冊のノートを用意してください。
ノートじゃなくても、家計簿の空欄でも、手帳の空いているところでも結構です。ただ、けっこう書き込むので、空欄はたくさんあった方がいいです。
こんな感じで書き込む。結構楽しいよ! |
ノートに、現在自分が欲しいと思っているモノを、ぜーんぶ書き出してください。書くだけですから、どんなに高価なモノでも、何百個書いてもいいんです。「ダイヤのピアス」と、「洗濯ばさみ」や「帽子」が一緒くたになってもいいんですよ。
3.欲しいモノの特徴、値段を書き出す
その「欲しいモノ」について、できるだけくわしく説明していきます。わかれば値段も書き入れます。
「ダイヤのピアス、ペアで1カラット以上、○○宝石店のカタログ○ページ掲載、9万8000円」「洗濯ばさみ、2ダース、××雑貨店で売っているステンレスのもの、1ダース700円」とかね。
このとき、具体的に商品が探せていない場合は、
「帽子、ベレー、リネン素材でベージュか茶、5000円以下」
のように、自分の理想を書き出します。
4.緊急度と手に入れやすさを判断する
それらのモノの「緊急度」と「手にいれやすさ」を、「◎、○、△」の三段階で評価します。
「ダイヤのピアス、緊急度=△、手に入れやすさ=△」
「洗濯ばさみ、緊急度=◎、手に入れやすさ=◎」
といった具合。当然、「◎、◎」のモノが優先されます。
5.「買う」以外の選択肢を検討する
ここまで書いたら、
「もしかして、”買う”以外の選択肢はないか?」
可能性を考えてみます。なければスルー。
「帽子 ← 自分で作ってみる?」
「旅行用バッグ ← 姉のを借りればいいか?」
6.買う期日を書き入れる
最後に、すべてのモノに、手に入れる期日のめやすを書き入れます。
「水曜日、都心に出たとき」
「今年中に」
「30歳になるまでに」
手にいれたモノには、線を引いて消していきましょう。
「欲しいものノート」は何度も何度も更新しよう
この作業は、1回やったら終わりではなく、何度も何度も繰り返します。どの道、すぐに書くところがなくなりますから、いっぱいになったら「更新」をして、ページを変えてまた始めましょう。このとき、書き写すのが面倒になったり、どうでもよくなってしまうモノが必ずあります。それらは多分、最初から買わなくてもよかったモノ。そして、こういうモノが、実はすごく多いんです!
「欲しいものノート」を書くだけで買った気になる⁉
ヒマなとき、この「ノート」を眺めて、欲しいモノを付け足したり、補足したりする作業は、けっこう楽しいですよ。「ウインドウ・ショッピング」ならぬ「マインド(心の)・ショッピング」って感じ!?この「ノート」に沿って買い物をしていると、ほんとうに欲しいものが明確になって、買い物が的確になるし、ムダな買い物が減って、部屋がゴチャゴチャしにくくなります。また、物欲って、なかなかコントロールできない! と思っていても、こうして書き出してみると、案外そうでもないことに気づきます。お料理しているうちにおなかがいっぱいになっちゃうのと似ていますね。
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