1 ムダなく使うには「奥まで引き出し」!
奥まで活用するには、コレがベスト |
押入れの奥行きに負けないための最強の収納ツールは、押入れの奥行きに合わせた「引き出し」に限ります。ただ、長すぎて、奥のモノを取り出すのがやや面倒なのが難点。
そこで、「ブックエンド」を使って引き出しを3列程度に仕切り、手前に季節のものを、奥に季節はずれのものを、着替えるたびに戻すようにすれば、いつの間にか衣替えが完了します。
「立って手の届く高さに季節のもの」「高いところ・低いところに季節はずれのもの」と、高さで入れ替える方法もあります。
なるべく使いたくないのが「フタ付き衣装ケース」。あれは、保存するためにはいいのですが、1アクションで収納できる引き出しと違い、出し入れの手間がかかります。押入れ収納には、引き出しの勝ち!
2 出したらしまえないあなたには「一列主義」!
つめればもっと入るけど、見渡せるぶんだけにしておく。奥の荷物は夫の保存品。ガイドはノータッチ |
元に戻せない人、衣替えをタイヘンにしたくない人は、なまじ二列、三列にせず、スペースがムダになってもいいから「一列主義」を貫きましょう。すべてが見渡せ、すぐに手の届く収納でなければ、あなたには使いこなせません。この場合、かなりの量のモノを減らすことが必要になりますが、管理できないモノなんか、いくら持ってたってムダですからね。
3 最終手段「中段はずし」!
押入れを使いづらくしている諸悪の根源は、あの「中段」です。
現時点で押入れを上手に活用できている人にとっては、頑丈でよい設備でしょうが、そうでない人にとっては、あの頑丈さこそが有難迷惑。中段さえなければ、
「積み重ねた収納ケースと中段の間の微妙なスキマにモノを突っ込んでしまう」
「そこにホコリがたまってしまう」
「背の高い重いモノを下の段に置けない」
なんていう悲劇が発生することもなかろうに。
そこで、最後の手段はコレ、
「中段はずし」!
押入れの中段、役に立たん!
中段がない押入れは使いやすいですよ! ガイド家のこの収納も、見た目はクロゼットですが、モジュールは紛れもない「押入れ」。本来は和室の押入れにするところを、建築時のプラン変更で洋室化したのに合わせて、扉をつけて中段をなくしただけなんです。
中段がなく、棚板が可動式なので、とってもフレキシブル、クロゼット感覚で使えます。おかげで、ガイド家では、基本的に衣替えをしなくて済んでいます。(子供服は別)
自力ではムリな方は、イエローページで大工さんにご相談、賃貸物件にお住まいの方は、大家さんにご相談の上、検討されてはいかがでしょうか? この「中段問題」については、今後も取り組んでいきたいと思っております!
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