子供と一緒で幸せ!
3人分のおもちゃはすべて子供部屋のおもちゃコーナーへ。目指せ「片づけられる男」! |
K:不思議なんですけど、子供2人のときより、3人になってからの方が私、きちんと暮らせるようになった気がする。
ガ:そうなんですか!? 1人増えた分タイヘンなんじゃ?
K:確かに、そういう部分もあるんですけど、前みたいに「タイヘン、タイヘン」ってバタバタしなくなった。だって、楽しいことの方が断然多い! 3人だと「集団」になるからか、ずっと一緒に遊んでいてくれるから、こっちに来ないし、私のストレスが減りました。皆よく食べますから、ドサっと作って並べた料理が、あっという間に空になる。それを見て「あ~、幸せだな~!」って思う。最後の一個を取り合う姿を見て、「そうか、この姿を見るために私は頑張って仕事してるんだ……」。心から、子供がかわいい! って思えるようになりました。
Kさんの一日の家事メニュー
Kさんの一日の家事を、大まかに教えてもらいました。
朝、5時半に起きたら、フロアモップで家中の床をさっと一拭きします。それから、朝食と片付け、洗濯をしてから7時半に家族全員で家を出ます。子供たちを連れて帰るのは19時頃ですが、帰った途端に家中が散らかり出します。前の晩に、30分で食べられるように下ごしらえしておいた夕食を作って食べて片付け、子供たちと一緒にお風呂。この頃には部屋中におもちゃが散乱し、子供たちが撒き散らしたホコリや砂、お菓子の粉なんかで床はザラザラ! なので21時の時点で、いったんリセットします。つまり、子供たちにおもちゃを全部片づけさせてから、家中を軽く掃除機をかけるんです。これで、夜遅く帰ってくるパパも気分よく過ごせるし、翌朝も気分がいい。あとは、台所の後片付けと明日の準備をして寝ます。
3人の男の子にお片付けをさせる
ガ:じゃあ、基本おもちゃの片付けはお子さんにやらせるんですね? やんちゃ盛りの子供たちにどうやって?
K:「片づけなさい!」っていくら頭ごなしに言っても、それだけじゃダメだということに気づいてからは、「片づけなさい」って言わなくてすむようにしようと、「コレはココ」という、おもちゃや私物の置き場を周知徹底させました。いちばん上の子にしっかり覚えこませると、自動的に下の子たちも同じように片づけるのでラクです。もちろん、「捨てちゃうよ!」って脅しながらですけどね(笑)。
家族が幸せでいるためのお片付け
男の子は散らかす、タイヘンだというけど、K家の子供たちは自分たちだけでお片付けができています。ここまでになるには、Kさんの地道な努力があったのでしょうが、「片づけられる子」であることは、将来必ず彼らを助けるはず。うちも頑張って躾けよーっと!
「家を居心地よくしておくと、仕事もうまく回っていくし、疲れて帰っても、また家事を頑張れる。頑張れると、ますます居心地がよくなって、家族で過ごすことが楽しくなる」。
Kさんの家からは、そんなメッセージが伝わってきます。
忙しいKさんのお宅は、平日はまったく他人が来ません。でもKさんは、自分と家族のためだけに、家をきれいに整え、気分よく過ごすことを心がけています。その心がけが、Kさんの暮らしを輝かせているんだなあ、と感じました。
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