節約/光熱費の節約

節水・水道料金の節約術(2ページ目)

省エネ、節水につながる水道の節約術、水道料金の節約方法、節水方法をご紹介します。

矢野 きくの

執筆者:矢野 きくの

節約・家事・100円ショップガイド

浴槽とシャワーの使い方で変わる節水効果

前述で一般的な浴槽には1度の利用で200リットルの水(お湯)が必要と説明しました。では少人数家庭の場合、浴槽に水(お湯)をはったほうが良いのか、シャワーだけで済ませたほうが良いのかという疑問をもたれる方も多いでしょう。

(財)省エネルギーセンターの試算では、浴槽1杯の水の必要量はシャワーを16分(12リットル/分)使うのと同じため、3人までならシャワーのみの使用で、4人以上だったら湯船入浴(湯船+シャワー)がお得になると出ています

これはあくまで入浴に関してのみの数値ですので、たとえ3人以下であっても残り湯を全て二次利用できたりすれば、数値としてもこの限りではありません。数値としては現しづらいものですが浴槽に入って入浴することにより得られる健康効果もあります。

ポイントとなってくるのは、いかに無駄に水を使わないか。例えば泡だらけのタオルを洗う時、そのまま桶にバシャンとつけて洗おうとすれば、1度目の水は確実に泡だらけになります。それを、タオルを絞って泡を落としてから桶の水につけるようにすれば、桶の水を替える回数を減らすことができます。こんなちょっとしたことでも節水をすることは可能なのです。

そのようなタオルや体の泡を流す時も、湯船にお湯がはってあるのであれば、まずはシャワーを使わずに湯船のお湯から使い、最後にシャワーで流すようにすれば、残り湯を少しにすることも可能です。

節水シャワーヘッドも有効

節水シャワーヘッドの例。価格は千円程度から。

節水シャワーヘッドの例。価格は1000円程度から

またシャワーに関しては、最近では節水できるシャワーヘッドが市販のもので出ています。水が出てくる穴の部分にが細工されていて、使用している水の量は従来のものよりも40%~50%少ないのですが、水圧があるので物足りなさを感じることはありません。また手元に止水スイッチがついているものもあるので、これであれば、蛇口に手が届かず、シャワーの水を無駄に流してしまうこともありません。


このように水は家庭でも二次利用することを意識し、その上で大量の水を使うお風呂を意識することにより、節水ができ、水道料金の節約にもつながります。

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