節水の基本的な考え方は水の二次利用と、量を減らすこと

水というのは、照明やテレビのように消し忘れて他の部屋に行ってしまうということがないので、節水すると言っても意識しづらいかもしれません。それだからこそ普段の水の使い方が大きく節水につながってきます。

節水を考えるときにポイントとなってくるのは2点。水の二次利用を考えることと、使う水の量を減らすことになります。この2つを意識して生活の中での水を使うシーンを見直してみましょう

節水グッズを上手に取り入れる
各シーン別にご紹介しますが、節水グッズを取り入れることで手間をかけずに節水をすることも可能になります。節水グッズについてはこちらをご覧ください。
>>節約にもなる! おすすめの節水グッズ


お風呂での節水方法

■シャワーと湯船どちらが節水?
これは気になる方が多い節水ネタだと思います。(財)省エネルギーセンターの家庭の省エネ大辞典では浴槽を200L、シャワーを一人16分(12L/分)使うとして、3人までならシャワー、4人以上なら湯船+シャワーが節水になるとされています。

しかし、シャンプーを流すときに浴槽のお湯から桶でかけて使ったり、洗濯に残り湯を使うなどすればこの限りではありません。 人数が少なくても最終的に湯船に残ったお湯を捨てずに二次利用すれば節水になります。

■節水シャワーヘッドでできる節水
風呂の節水方法は節水シャワーヘッドが有効

手元に止水スイッチがついている節水シャワーヘッド

シャワーで無駄に水を使ってしまうのは、止めるのが面倒で使っていないときも流しっぱなしにしてしまうとき。それを防ぐためには、手元に“止水スイッチ”がついているものがおすすめです。

また水の出る穴に工夫がされている節水シャワーヘッドも最近は数多く出てきました。製品によって節水能力は30%とか50%などまちまちですが、節水能力が高くても水の出る勢いに不足を感じないものも多くあります。1分間に出る水の量が12Lから6Lになればそれだけでかなりの節水になります。


洗濯での節水方法

■風呂の残り湯を洗濯に使う
洗濯での節水を考えるときは、やはり一番に挙がるのが風呂の残り湯を使うことでしょう。

超節水型の洗濯機でない場合は、1回転するときに60L近い水を使います。一般的な洗濯のコースだと洗い1回にすすぎ2回となるので約180Lの水を必要とするわけです。この洗濯コースで風呂の残り湯を使う場合は、洗いとすすぎの1回目までにしましょう。2回目のすすぎを水道水にすることで残り湯に含まれる汚れはとることができます。洗濯機に自動で残り湯を取り込むコースがあれば、このようになっていますが、手動で残り湯を取り込む場合は注意してください。
>>洗濯の節水に役立つ“すすぎ1回”の洗剤まとめ

■すすぎが1回で済む洗剤を使う

ここ数年増えてきたのが、洗浄力が高く泡切れがよい、すすぎ1回で済む洗剤。これを利用すれば毎回約60Lの水を節水することができます。


■洗濯量を減らすことで節水につなげる
根本的に洗濯物を減らすことも考えましょう。とは言っても、同じ服を毎日着る等ではありません。

例えばバスタオルをスポーツタオルのサイズに替えるとか、ガイド矢野の家では夏はベッドのシーツの上に大きめのバスタオルを敷き、頻繁に洗濯するのはバスタオルにしています。シーツよりは大きさが小さくなるので洗濯の量を一気に減らすことができます。なお、バスタオルは汗をかく背中の部分にあたるように布団に対して横向きに敷いています。
根本的に洗濯物を減らすことも節水につながります。

根本的に洗濯物を減らすことも節水につながります。



キッチンの節水方法

■食器洗いでの節水方法
キッチンでの節水を考えるときに話題になるのが、食器を洗うのは“食洗器”と“手洗い”とどちらが節水になるかということです。無駄に水を流しながら洗っているのと比較すると、食洗機のほうが節水になりますが、手順を考えて手洗いすると比較的水を使わずに洗うことができます。

まず食べ終わった食器を水を張った洗い桶につけることはしません。洗い桶に入れてしまうことによって汚れていない食器の裏まで汚れが回ってしまうからです。食器をさげたら最初にスパチュラ(ゴムベラ)などで食器に残っているソースなどを落とします。ご飯茶わんだけは中に少量の水を入れておき、こびりついたお米をとりやすい状態にしておきましょう。

[洗剤を使って洗う場合の節水方法]
このような状態にして、洗剤をつけて洗った食器を水を張った洗い桶に入れます。洗い桶に入れることでだいたいの泡がとれるからです。最後に少量の水道水をかけるだけで泡は綺麗に落ちるので使う水の量は少量で済みます。

[洗剤不要のスポンジを使っての節水方法]
前述のようにだいたいの汚れをスパチュラなどで落としたら、洗剤不要のスポンジで洗うだけでも汚れは落ちます。洗剤不要ということはすすぎもごく少量の水で終わらせることができます。

洗剤不要のスポンジは市販のものもありますし、アクリルの毛糸で編むことも可能です。アクリル毛糸を使ったたわしの編み方はこちらのページを参考にしてください。

>>アクリルたわしの編み方と使い方まとめ
キッチンの節水方法は洗剤不要のスポンジ

洗剤不要のスポンジでできる節水



■食材を茹でる水の量を減らして節水
麺類や野菜を茹でるときの水の量を減らすことによっても節水は可能です。フライパンで茹でる習慣をつけるとこれだけで従来の茹で方で必要としている水の量の半分以下で済みます

また野菜を茹でずに電子レンジ加熱する方法もあります。しかしこの際に注意しなければならないのは、ほうれん草などのようにシュウ酸を含むもの。茹でることによってそれを落とす作用があり、電子レンジでは落ちないので野菜によって使い分けが必要です。


■キッチンの水も二次利用して節水する
米のとぎ汁は大根の下茹でなどに使うと早く柔らかくなります。また麺類を茹でた残り汁は油汚れを吸着しやすくなるので、フライパンなどの一次洗いに使うと効果的です。


トイレの節水方法

トイレの節水に関しては、レバーの大小の使い分けが肝心です。便器の年代によって大小の水の差は変わってきますが、古いものだと10L近く違う場合があります。そのような場合、無意識に大で流す癖がついていると毎回水を無駄にしてしまうことになるのです。


雨水タンクを利用して節水する方法

少し大掛かりになりますが、雨水を貯める雨水タンクも有効です。最近では雨水タンクの設置に補助金を出す自治体も増えていますので、設置できる環境に住んでいる方は確認してみてください。貯まった水は庭の水やりや、ベランダの掃除などに使うことができます。
節水方法・雨水タンク

雨水タンクを設置して節水


このように、普段の水の使い方を変えると無理をしないでも節水ができるような生活になります。一度、水の使い方を見直してみてはどうでしょうか。

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