節約/食費の節約

冷蔵庫のフレッシュルームとは? 適した保存で鮮度長持ち!

冷蔵庫には「冷凍室」「野菜室」「フレッシュルーム」「チルド室」など、たくさんの部屋があってどこに何をしまえば良いのかわかりにくいですよね。食材や食品によって、それぞれ適した場所があるのをご存知ですか? 最適な場所で、長持ち保存を心がけましょう。

和田 由貴

執筆者:和田 由貴

節約ガイド

フレッシュルームとは? 冷蔵庫の正しい使い方

フレッシュルームとは? 冷蔵庫の正しい使い方


食材は適した保存方法で鮮度を保ち、長持ちさせるのは節約の基本。以前の記事(【野菜編】 【肉魚編】 【その他】)の中で、食材の冷凍保存方法をご紹介しましたが、最近の冷蔵庫は冷蔵室、冷凍室以外にも、野菜室、チルドルームなどが独立している物が多くなり、どの食材をどの場所で保存するのが良いのか悩んでしまいますね。今回は食材ごとに冷蔵庫のどの場所に保存するのが一番適しているのかをご説明します。
 
<目次>

冷蔵室

◆温度◆
3~5度

◆特徴◆
吹き出し口の近くは温度が低めになるので、冷えすぎて困る物は置かないようにします。逆に痛みやすいものは吹き出し口に近い奥の方に。冷気は下に溜まりやすいため、上段は下段より1~2度温度が高めになります。またぎっしりと詰めすぎると、冷気がうまく循環せずに電気代が余計にかかりますので、余裕を持った収納を心がけましょう。

◆保存に適した食材◆
調理済み食品、常備菜、ビールなど
 

冷蔵室内ドアポケット

◆温度◆
5~7度

◆特徴◆
同じ冷蔵室内でも、開閉のため温度変化が激しくなります。短期間で使い切る物や、長持ちする食材などを保存します。

◆保存に適した食材◆
牛乳、使いかけの調味料、卵など
 

チルドルーム・フレッシュルーム

◆温度◆
0~-1度

◆特徴◆
鮮度が落ちやすい食品で、凍ってしまうと困る物を保存するのに適しています。冷蔵庫の種類によっては、ラップをしないで新鮮保存ができるというような機種も。刺身やサラダなど、食卓に出す直前までの保存に便利です。

◆保存に適した食材◆
刺身、ヨーグルト、生麺、豆腐、練り製品、漬物など(パーシャルルームが無い冷蔵庫は、鮮魚、肉もこちら)
 

野菜室

◆温度◆
6~8度

◆特徴◆
乾燥しやすい野菜は新聞紙に包む、ビニール袋に入れるなど、適した状態で保存します。長い野菜は立てて保存すると鮮度が長持ち。開封後の醤油やみりん、酒、ソースなどといった調味料類も、深さのあり温度の低すぎない野菜室がおすすめ。常温よりも味が落ちずに長持ちします。

◆保存に適した食材◆
野菜、果物類(熱帯産の物は除く)、調味料など
 

パーシャルルーム

◆温度◆
-2~-3度

◆特徴◆
凍る寸前の状態で保存できるため、冷蔵室より鮮度が保て、冷凍室のようにガチガチに凍ってしまわないため解凍も不要。パーシャルルームは比較的大型の機種に装備されていることが多いようです。無い場合は、チルドルーム又は冷凍保存しましょう。

◆保存に適した食材◆
肉、鮮魚、肉や魚の加工食品など
 

冷凍室

◆温度◆
-18~-20度

◆特徴◆
冷蔵室とは反対に、ぎっしりとつまっている方が冷気が逃げにくく、効率が良くなります。急速冷凍ができる機能が付いた独立ルームがある機種もあり、ホームフリージングには便利。そのような機能が無い冷蔵庫でホームフリージングをする時は、熱伝導率の良いアルミトレイに食品を乗せて冷凍すると急速冷凍ができます。

◆保存に適した食材◆
冷凍食品、アイスクリーム、ホームフリージングした食品など
 

冷凍室内ドアポケット

◆温度◆
-15~-16度

◆特徴◆
開閉のため、冷凍庫内よりも温度が高めになる。アイスクリームなどの保存には不向き。短期間で使いきる物や、冷凍保存以外の保存でも問題がない物などを保存します。

◆保存に適した食材◆
コーヒー、お茶、乾物、パンなど

冷蔵庫には温度調整の機能が付いています。季節や内容量に合わせて適宜温度調整を心がけましょう。また冷蔵庫はどの部屋も開閉によって温度が大きく変化しますので、できるだけ開閉回数を少なくしたり、長い時間開けっ放しにしたりしないように注意が必要です。食材ごとに適した場所に入れることで、鮮度長持ち。皆さんも冷蔵庫を上手に使って食品保存してくださいね。

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