大学進学準備課程の種類
2007年の「オーストラリア留学フェア」の様子 |
「大学が独自に設けているコース」は、学生が入学時に志望する大学の学部課程の所属生として仮登録され、規定以上の成績でコースを修了すると、自動的に学部の本課程に進むことができます。
「提携教育機関が実施するコース」の場合は、同コースの修了時に、入学を許可してくれる大学の中から進学先を選ぶことになります。
オーストラリアの大学入学へは様々なルートがある
オーストラリアの進学制度は、このような「大学進学準備課程」を経て、大学に入学する場合もあれば、一旦、TAFEと呼ばれる公立の専門学校に入学し、必要単位を取得することにより、大学の単位に充当することもできます。さらには、日本で大学に1年以上在籍していたことがあれば、一般教養課程が終了されているとみなされ、大学に直接入学できることもあります(大学が求めている英語力をクリアしていることが前提)。
このように、オーストラリアの進学制度は、様々な個別のシステムがあり、画一的ではありません。
大学進学準備課程入学要件
大学進学準備課程に入学するには、基本的に英語力と高校の成績(通常5段階評価で平均3以上)、および高校卒業資格(または12年間の就学経験)が必要です(コースによっては高校の2学年を修了した学生を受け入れる場合もあります)。必要な英語力の目安は、IELTSで5.5以上、またはTOEFLで527点(PBT)、70点(iBT)以上です。英語力が基準に満たない場合は各大学や提携教育機関で「進学準備英語コース」など必要な英語力を身につけるための英語コースが用意されています。
>>留学生にとって安心の「補償制度」>>