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イタリア留学-ソムリエ資格取得体験談(2ページ目)

イタリアに留学する人は語学留学に加えデザインや絵画、料理などを学ぶ人が多いという傾向があります。今回はイタリア・フィレンツェで「イタリアソムリエ」の資格を取得した横地さんにお話を伺いました。

河東 英宜

執筆者:河東 英宜

留学ガイド

ワインの知識ゼロ!?からのスタート

コース受講中は毎日テイスティングの訓練!
ガイド:どこで合宿したのですか?

横地さん:フィレンツェ近郊にあるモンテカティーニ・テルメっていう街です。イタリア有数の高級保養地で治癒効果のある飲泉や、映画「黒い瞳」の舞台としても有名で、ゆったりと時が流れている優雅でとても素敵な街です。

ガイド:他の参加者はどのような人達でしたか?

横地さん::私が参加したのは2008年10月末開始の「第9期ワインソムリエ養成コース」。12名の参加者がいて、みんなそれぞれ個性の違う人ばかりでした。経験はもちろん、仕事も年齢も違うけど、「ワインが好き」っていうのは一致していました。当然ですが(笑)。私みたいにワインの知識がほとんどなく、まったくの初心者の人も結構いてちょっぴり安心でした。

初日の最初の授業は「ソムリエコース」の儀式となっている乾杯でスタート。雰囲気はとても良かったのですが、全部で3段階のレベルを2週間で1段階づつクリアしなくてはいけませんでした。そのためには、毎レベルの最終レッスンにあるテストにパスをしないと次のレベルに進むことができません。なので、レベルの終盤はみんなかなり必死でした。

各レベルが終了すると、カンティーナ(ワイナリー)見学のツアーがあり、これは勉強でお疲れの頭を休めて、ひと呼吸することができる楽しい時間でした。

毎日のワインテイスティングで五感を鍛える!

ガイド:最初はどのようなことから始めるのですか?

横地さん:「レベル1」ではワインの醸造や構成、歴史、それとワイン以外のお酒の作り方についても学びました。実技ではソムリエとしての立ち振る舞いを繰り返しレッスンしました。

毎レッスンの最後には必ず3種類ほどのワインテイスティングが行われ、どのようにワインの個性の違いを感じ取り、表現するのかを繰り返し実践し、五感と表現力を磨きました。

最初の頃は、午前中のテイスティングの後のお昼の時間は、ほろ酔いな「いい気分」で、午後の授業は眠気と闘いでした。でもテイスティングのコツを掴んでいくうちに、酔わない飲み方を自然と体が覚えていったのだと思います。五感を働かせて味わうことによって、美味しいものもさらに美味しく感じられるんだってことも、身をもって知ることができました。

最初は感じ取れなかった感覚が鮮明になってくるのを感じ、とても嬉しかったです。そうして、学ぶ楽しさがますます膨らんでいきました。

>>お楽しみのカンティーナ(ワイナリー)見学>>
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