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英語力なしで海外の大学院に進学する方法(3ページ目)

TOEFLスコアが足りなくても海外の大学院に入る方法があります。その「条件付入学」制度についてご紹介します。

河東 英宜

執筆者:河東 英宜

留学ガイド

MBA(経営学修士)を目指す!

条件付入学制度で、海外の大学院を目指す
授業料は決して安くないが、一生モノの資格と人脈を得ることができる(写真:Stanford University)
企業派遣・私費ともに大学院留学をする日本人で最も多いのが、経営大学院・ビジネススクールへの留学で、卒業するとMBA(経営学修士)を取得できます。経営学の理論と実践を学ぶことで、優れた管理能力を持つ管理職を養成することが目的であるため、ビジネス上でのスキルが向上すると人気の学位です。

アメリカでのMBA(経営学修士)取得には一般的に2年程度を要します。卒業生の質が高いといわれる大学院には1年次より、名だたる企業からのオファーがあり、インターンシップ等の貴重な経験することができます。また、学友との人脈は卒業後のビジネスにおいての貴重な財産になると言われています。

社会経験を活かして、キャリアアップ!

アメリカの修士課程では、仕事をしていて勉強の必要性に気付き大学院に入ったという人は多く、特にMBAコースでは大学側もキャリアを持つ学生を歓迎しており、合否に職業経験が非常に重視されています。学生にとってもこれまでの経験に基づく意見を展開できるので、デスカッションや論文を書く際にも有利と言えます。

大学を卒業している人でも、英語力に不安があるとの理由で、長期間語学学校に通学したり、コミュニティカレッジに入学したりするケースが見受けられます。
もちろん、大学のときと専攻を変える場合など、コミュニティカレッジも有意義な場合もありますが、これまでのキャリアを活かしている選択ではありません。帰国後の社会的な評価を考えた場合は、賢明な選択とは言えないことを知っておくべきでしょう。
長期間語学留学を考えている人には、是非、キャリアアップに挑戦してもらいたいと思います。
 

円高傾向が続く今がオススメ

英語力が足りなくてもアメリカの大学院に進学できる「条件付き入学制度」、かなり魅力的ではありませんか?
当面円高傾向が続くことを勘案すると、検討中の人にとっては今がチャンスかもしれません。なお、アメリカでのMBA(経営学修士)取得には一般的に2年程度を要しますが(イギリスでは1年程度)、アメリカでも1年間で取得できる大学院も存在します。1年間の授業料は寮費も含めおよそ、4,000ドルほどです。

次回以降、この制度を使っての日本の短大卒→アメリカの4年制大学への編入のケースや、アメリカで日本での専攻とは違う第二学士号を取得するケース(日本で文学部・アメリカで経済学部など)を説明します。
関連記事として「アメリカMBAランキング トップ10」も企画しています。お楽しみに!

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