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英語力なしで海外の大学院に進学する方法(2ページ目)

TOEFLスコアが足りなくても海外の大学院に入る方法があります。その「条件付入学」制度についてご紹介します。

河東 英宜

執筆者:河東 英宜

留学ガイド

アメリカ大学院進学に必要な基準

条件付入学制度で、海外の大学院を目指す
様々な書類を提出するが、一番の判断材料は「エッセー」。このデキで多少のマイナスはカバーできる(写真:Stanford University)。
アメリカの大学院やロースクール(法科大学院)・医学などのプロフェッショナルスクールへ進学する場合は、日本の大学での成績、エッセイ、TOEFLのスコア以外にGMAT(ビジネススクールで要求される適正テスト。英語・数学・分析記述の3科目からなる)、やGRE(学術系大学院で要求される)などの試験を受験し、スコアを提出する必要があります。また通常「推薦状」も2通以上必要となります。

そうした提出書類のなかで、出願者の学力を測る基本となるのが最終学歴のGPA(Grade Point Average)です。
大学院進学の際、最低のラインとなるGPAの目安は3.0以上です(大学は2.0)、TOEFL550 (CBT213)以上です。
それでは、大学時代の成績表を見ながら、ご自身のGPAがを計算してみましょう(大学を目指す人は高校の成績を当てはめてください)。

GPAの算出方法

Step1 日本の成績をポイントに置き換える
日本の成績     ポイント
5 優  A   →   4
4 良  B   →   3
3 可  C   →   2
2       →    1
1 不可 D   →   0

Step2 計算式に数値を入れて平均を割り出す
GPA =(ポイント数値×単位数)の全ての科目の合計÷全ての科目の単位数の合計

例)
科目  成績  換算ポイント   単位数
英語  優    4     ×   4    =  16
数学  良    3     ×   4    =  12
法学  可    2     ×   2    =  04
                   10    =  32*
*32÷ 10= 3.2
この場合GPAは3.2となります。
皆さんはいかがですか?
GPAが思わしくない場合でも、社会人になってからの活躍をエッセーでアピールできれば、挽回できる可能性もあります。

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