前回『滞在先選びの基礎』でホームステイ&寮滞在に関するメリット・デメリットをご紹介しました。今回はその第二弾、アパート滞在(ルームシェア/一人暮らし)のメリット・デメリットをご紹介します。
■参考記事
▼ 1)ホームステイのメリット・デメリット
▼ 2)寮のメリット・デメリット
3)ルームシェアの場合
ルームシェアでは共同生活のルールが重要 |
一人で部屋を借りるよりも安価であり、寮やホームステイよりも気楽というのがメリットであげられます。
特に、一人暮らしの場合、手頃な値段の物件はどうしても立地の治安・建物のセキュリティの面で見劣りします。その点、シェアできる物件なら、自分が支払うシェア分の値段が同じでも全体的にグレードの高い物件に入居できるというのもメリットの一つです。
自分が部屋を借りて、誰かシェアメイトを探すという方法もありますが、初めてアパート住まいを考えている人は、シェアメイトを募集している所へ行くという方がいいでしょう。部屋を借りる手続きや、ルームメイトが決まるまでの準備・対応など、自分で部屋を借りてシェアメイトを探す方法は何かと大変なので、比較的海外生活に慣れている人向けです。
家賃は月払い、週払い、光熱費は込みか別かなど、物件によってまちまちです。入居前に金銭・契約に関することはキッチリ話し合うことは必要です。部屋の広さが違うのに家賃は均等だとか、自分の部屋に冷暖房設備がないのに光熱費は均等に払わされているなど、金銭関係のトラブルはよくある話です。
その他、生活に関するルールも入居が決まる前に必ず確認しましょう。共有スペースのキッチンの掃除を自分ばかりやっている、いつも彼氏(彼女)を連れてきてうるさい、食器洗剤やトイレットペーパーの補充はいつも自分、などなど。「え~、そんなことも決めるの?」と思うぐらい、細かいルールはあった方が後々のトラブルを回避できるでしょう。
入居後は、何か気になることがあったら、その都度話し合うようにするといいでしょう。意外と言われても気にしない人も多いもの。特に海外では「こうして欲しい」「これが嫌だ」と意見を言うのは当たり前のこと。意見を言うことで対立したり、相手が自分の気持ちをくみ取ってくれないようだったら、別のシェアメイトを探した方が賢明です。そもそもストレスを抱えやすい海外での生活ですから、住む場所でも気を張っていたら長く続きません。自分の気持ちをため込んでストレスを溜めてしまう人もいますが、そういう人はルームシェアに向いていないかもしれません。
ルームシェアの探し方は、フリーペーパーや学校の掲示板で探すのが一般的な方法です。「シェアメイト募集」に記載されている連絡先にコンタクトし、シェア先の人に会い、条件が合えば決定という流れです。
その他、自分が出て行くので次のシェアメイトを探しているとか、友人の紹介というのも多い方法です。知人の紹介の方が、シェア相手の情報も入手でき何かと安心でしょう。そのためにも、日頃から「ルームシェアをしようと思っているんで、知り合いにいたら紹介して!」と友人に声をかけておくといいでしょう。
ルームシェアのメリット・デメリット
【メリット】・一人暮らしより安価で、いい物件に滞在できる
・自分でアパートを借りる手続きをするより楽
・自分のスペースを確保できる
【デメリット】
・シェアメイトとの相性次第で、住み心地が変わる
・自分が借りてシェアメイトを募集する場合は、相手が決まらない時期の家賃負担のリスクがある
・短期間で借りることはできない
▼ルームシェアに関する参考記事
-----『間取り紹介!アメリカンポップでカラフルに暮らす』
-----『アメリカ留学&ルームシェア体験聞きました』
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