1)ホームステイの場合
広い家、たくさんの部屋数のステイ先もありますが、中にはアパートのステイ先もあります |
家族の一員として現地の生活を体験できるというメリットがあるホームステイ。現地の文化や風習を体験できるのと同時に、日常生活の中で生きた英語を身につける機会にもなります。また、一緒に生活することで家族としての付き合いが深まり、日本に帰国してからも連絡を取り合って第二のふるさととなっている人も多いようです。
一方で、知らない人、ましてや言葉の壁があり、文化・風習の違う人と一緒に生活する訳なので、上手くコミュニケーションがとれずトラブルになるケースも少なからずあります。ほとんどのトラブルは、言葉が伝わらないための誤解・コミュニケーション不足によるものと言われています。
生活を共にすることによるメリット・デメリットはありますが、このデメリットを「せっかくの留学だから、いい機会だ」ととらえて、異文化でのコミュニケーションを学ぼうと積極的になれる人にとっては、デメリットはないとも言えます。
ちなみに、「下記の5つのホームステイに関する内容を読んで、いくつの項目が良くないホスト先に該当すると思いますか?」
1:週末、ホストファミリーが出掛ける際、あなたを一緒に一度も連れて行ってくれたことがない。
2:朝食は、必ずしも作られたものが出されるのではなく、セルフタイプのこともある
3:週末の食事は、2食しか出されない。
4:ホストファミリーであるにもかからわらず、そのホスト先には、お婆さん一人しかいなかった。
5:お風呂を使う時間が、あらかじめ15分間と決められていて、ゆっくりと入ることができない。
上記の項目で、3つ以上“良くないホスト先”だと回答された場合、残念ながら、あなたはホームステイに関する幻想にどっぷりとハマっています。どうしてなのか、詳しい回答は下記サイトをご覧ください。
▼参考記事『要注意! ホームステイの幻想とは?』
ホームステイを申し込む際には、留学エージェントを通じて、語学学校と一緒に申し込むケースと、語学学校に直接お願いするケースとがあります。いずれの場合でも、オーダーシートのようなものが用意されていて、子供がいる(いない)、喫煙(禁煙)、ペットがいる(いない)などの項目に希望をチェックして提出します。中には、必ずしも希望通りにはいかないものの、趣味は何か、週末にどのように過ごしたいかなど具体的な希望を伝えられ、ステイ先の空き状況がマッチすれば希望も叶う場合もあります。
最近では、「写真で選べるホームステイ」というプログラムも登場しています。これは、HPなどでホームステイ先の家族のプロフィールや家、部屋などの写真が掲載されていて、その写真を見てステイ先にお願いするという方式のもの。事前にどんな人がホストファミリーになるのか、ファミリーの様子や家の様子、留学生の受け入れ姿勢もわかりトラブルになりにくいと言えます。
▼「写真で選べるホームステイ」プログラム
-----『カナダ留学情報サイト』
-----『オーストラリア留学 シドニー情報局』
それでは、ホームステイのメリットとデメリットを下記に整理しましたので、参考にしてみてください。
【ホームステイのメリット】
・ホストファミリーと日常的なコミュニケーションをとることで、学校以外の場で英語を使うシーンが増える
・生活を通じて、その国の文化や習慣など体感できる
・買い物や遊びの他、交通や節約術など、その土地の生活情報をホストファミリーから聞ける
・食事が提供される
・短期留学生でも受け入れてもらえる
【ホームステイのデメリット】
・ホストファミリーとの相性によることが大きい。万一、相性が合わない場合、大きなトラブルや精神的な負担につながる
・学校へのアクセスを考慮されているとはいえ、好きな街に住めるとは限らない
・一人部屋とは限らない
・生活習慣をホストファミリーと合わせる必要がある
▼ 1)ホームステイの場合
▼ 2)寮の場合
▼ 3)ルームシェアの場合
▼ 4)一人暮らしの場合