ロンドンの街は地下鉄やバス路線が発達していて、通学や移動にとても便利! |
あまり知られてはいませんが、イギリスの大学院は、一般的に1年間で修士号を取得することができます。MBA(経営学修士課程)も例外ではなく、London Business Schoolなどのトップランキングのビジネススクール以外、全日制であればほとんどの学校で1年間のカリキュラムが組まれています。
アメリカでは2年間必要(一部の大学で1年コースもあり)とされているMBAが、イギリスでは1年で取得できるため、留学費用と時間の節約から日本人を含む世界中の留学生が集まってきています。
留学生にとってイギリスでは大学よりも大学院の方が入りやすい?
イギリスは大学数が約100校とアメリカや日本と比較すると大学数が少ないため、日本の高校を卒業して、すぐにイギリスの大学に入学することは、困難を極めます。ところが、大学院については、留学生にとってイギリスの大学に入学するよりも比較的可能性があると言えます。個々のビジネススクールにより出願方法は異なるのですが、GMATのスコアを必要としないビジネススクールが意外と多いのがその理由のひとつです。
通常、大学院進学希望者はGREというテストを受けるのですが、MBAを目指す場合はGMAT (Graduate Management Admission Test)のスコアが必要になります。GMATはビジネススクール入学希望者に課されるテストで小論文、英語、数学の3科目からなります。特に英語の難易度はビジネススキルが加味されている分TOEFL以上に高いと言われていますので、このGMATのスコアを要求しないビジネススクールが、英語力に不安のある人には狙い目でしょう。
MBAでは仕事の経験が重要視される
もうひとつの理由は、ビジネススクールに入学するには大学時代の成績よりも、仕事の経験が重要視されている点です(欧米の入試は試験ではなく、書類の提出です)。仕事経験は、最低3~4年は必要で、年齢にして25才以上という出願条件のビジネススクールが大勢を占めます。極端な例で言えば、日本で大学を卒業していなくても、企業でマネージャー経験があれば、書類(エッセー)でのアピール次第ではMBA 課程に入学することができる場合もあるほどです。
大学の時の成績が思わしくなくても、「社会人になって頑張った」という実績があれば、チャンスがあるということです。
>>MBA留学するために必要な英語力とは?>>