語学学校が用意している、コースのバリエーションをチェックしよう!
コースのバリエーションは何種類ある? |
まず、一般英語以外にはどんなコースがあるのか? 一般的に下記のようなバリエーションがあります。
1)アクティビティ+
──スポーツやアウトドアなどのアクティビティを通じて英語を学ぼうというスタイルのコース
2)カルチャー+
──映画や音楽、その国の歴史や文化など、テーマに沿った内容の授業を英語で行うスタイルのコース
3)試験対策
──TOFLやTOEIC、ケンブリッジ英検など、英語試験のスコアアップのための授業を行うコース
4)ビジネス英語
──ビジネス上でよく使う英語を学ぶコースで、独特の言い回しやビジネスマナーなども同時に学びます
5)専門+
──代表的なのが、パソコンや児童英語教師など専門知識やスキルを学ぶコース
6)大学進学準備
──海外の大学進学を目的としている留学生で、語学力不足の人のための入学準備コース
この中で、1)アクティビティ+ と2)カルチャー+に関しては、英語初級レベルの人から受講可能としている語学学校が一般的で、一般英語とアクティビティやカルチャーを組み合わせています。午前中は一般英語で午後はアクティビティやカルチャーの授業、というように。
対して、3)以降は、英語中級レベル以上など、参加するためには一定レベルの英語力が必要な場合がほとんどです。まぁ、当たり前の話ですが、テーマがあったり、専門性が高くなるにつれ授業内容が高度になる訳なので、当然、初級レベルの人が授業に参加してもチンプンカンンプンになってしまう内容です。これらの目的別コースは、それだけを選択することも、一般英語と組み合わせることも可能にしている語学学校が多いでしょう。
そのため、コースのバリエーションが多いと必然的に選択肢も増える訳なので、組み合わせが可能かどうかも、事前に学校に確認しておきたいことの一つです。
さらに、こんなメリットもあります。
当たり前ですが、最初に申し込んだ時点では、その時の自分の英語力に合ったコースを選びます。初めから「自分は一般英語コース(または試験対策コースなど)に決めている」という人でも、数ヶ月後、意外にも早く英語力がアップした場合、一般英語では物足りなくなるケースも出てきます。そうした時に、コースチェンジが可能で、その際に選択肢が多い語学学校の方がいいということも言えそうです。
それに対して、英語を学ぶ目的がハッキリしている人の場合は、これに当てはまらないと言えます。4)専門英語や5)大学進学準備といった専門性の高いコースに特に力を入れている学校の場合は、授業内容の専門度重視の傾向にあり、コースバリエーションが豊富とは一概に言えません。そのため、最終的に専門を学びたいとか、大学進学など目標がハッキリしている人の場合は、バリエーションではなくコース内容を見て選ぶといいと思います。
このように、「一般英語コース」と決めている人でも、それ以外にどんなコースがある学校なのかは比較検討の材料になります。最終的にいくつか気に入った学校がリストアップされたら、それぞれの学校に、どんなコースバリエーションがあるのか、途中でコース変更は可能かを確認してみてください。