前回、親子留学を予定中の方に「親子留学、子どもの準備で必須のアレコレ」で、飛行機のこと、病気のこと、食事ステイ先のことなど、どんなことが心配で、どんな工夫をしたのか体験者に聞きました。
漠然と「親子留学」といっても、参加するお子さんの年齢や目的、渡航先や通う学校によってその内容はさまざまです。サイトでも「親子留学」というと幅広く紹介されているため、とっかかりを掴みにくいものでもあります。そこで今回は、親子留学に興味を持ち始めたばかりのママさんたちのために、まずは何から考えて、何から調べればいいのか、その基礎をご紹介します。
また、まだ今から準備すればギリギリ間に合います! 「まだ間に合う! おすすめの2007夏休み親子留学プラン 」をいくつかご紹介します。
子どものスクール選びは、どうすればいいのか?
人気のハワイで、プリスクールへ体験入学できる(地球の歩き方/成功する留学) |
留学生対象の語学学校へ行くのか、地元の人が通う学校へ入学するのかで、体験できること、現地で味わえる雰囲気はかなり異なります。
親子留学のカリキュラムにはいくつか種類があり、子どもが参加するスクールの種類別に分けると以下に大別できます。
1)語学学校が主催するサマースクールに参加
2)語学学校のジュニアコースに参加
3)地元の幼稚園や小学校に体験入学
4)地元の幼稚園や小学校に入学(1年以上の長期留学のみ受付けている)
5)その他、プリスクールやチャイルド・ケアセンター(幼稚園に入園する前の子どもたちが通う所で日本でいう保育園)、デイケア(託児所)へ子どもを預ける
まずは1)~5)の中で、子どもがどの種類のプログラムに参加するのかイメージを固め、その上でお母様の滞在方法を決めるという流れがベストです。
まず、1)2)は留学生対象のため、対象年齢や条件が合っていれば希望する学校、希望するプログラムに参加が可能です。夏休みシーズンは短期間で参加可能なプログラムや子どもが学校へ行っている間に母親もおけいこレッスンや語学学校へ通うもの、観光もセットになっているものなど種類が多く選びやすいといえます。
3)地元の子どもたちが通う幼稚園や小学校では、外国人留学生の受け入れに関してそれぞれのスクールの方針により異なっています。特に幼稚園、小学校ともに学期中の授業に短期間だけ参加するということ自体受け付けていない学校も多いため、希望の地域、希望の学校への体験入学はハードルが高いと言えます。体験入学のプログラムの多くは、留学生向けに学校が休みの期間中に開催しているサマースクールのような雰囲気のものから、本当の授業を体験できるものまでさまざまありますが、実際の授業を体験できるものに関しては、人数制限や期間が限定されていたり、参加条件が厳しいなどの傾向があります。また、ほとんどのお子さんは送り迎えが必要な年齢ですので、学校の立地に合わせた滞在先、授業の時間に合わせたお母様の過ごし方を決める必要があるでしょう。
このケースの場合は、ご自身で探して手配するよりは、留学エージェントにお子さまの状況や希望を相談し、条件に合った学校やプランを紹介してもらうのがおすすめです。
4)気軽な観光型の親子留学と違い、1年以上の留学となれば、どの学校にどうコンタクトを取るのかハードルが高めの留学といえます。まず決めなければならないのは受け入れ先であり、一番手配が困難なのも受け入れ先といえます。こちらが良いと思っていても学校側が語学力や年齢などの制限を設けていて、実際に受け入れてくれるかどうかを確認しなくてはいけない上に、多数の書類を用意したり、生活面の準備もあれこれ必要です。お母様が英語ペラペラであったり、現地に知り合いがいるという人でない限り、手続きをエージェントに依頼することをおすすめします。
次のページはまだ間に合う! おすすめの夏休み親子留学プラン