シンガポールの語学学校の特徴を教えてください
東京23区ぐらいの大きさのシンガポールのため、語学学校はビルの中 |
■入学可能日
ラッフルズアカデミー・シンガポール国立大学を除き、原則として毎週月曜日入学(年末年始・旧正月・祝日を除く)です。毎週入学可能な学校でも毎週新しいクラスがスタートするという意味ではありません。ほとんどの場合、既に開始しているクラスに途中から入学することになります。
■1クラスの平均人数
実際の人数は同レベルの生徒が同時期に何人いるかで違ってきます。同じ学校でもあるクラスは10人以下、あるクラスは20人近くという可能性もあります。また短期留学を実施している学校は夏休み時期に生徒の数が急激に増えることもあります。
■クラスレベル数 (参考記事失敗しない学校選び クラスレベル数て何?)
レベル数は少ない学校で3レベル、多い学校で10レベル程度、平均は6レベル程度です。クラスの数はレベル数に応じていることが多いですが、中には受講者が少ないという理由で開講されないレベルがあったり、逆に同レベルの生徒が多い為に1レベルで2クラス設けている学校もあります。基本はレベル数=クラス数です。
■生徒の年齢層
日本以外の国からの留学生、特に東南アジアからの留学生は10代が中心です。これは教育レベルの高いシンガポールで英語を学び、その後、シンガポールの高校や大学・専門学校へ進学、あるいは欧米の大学へ進学を目指す留学生が多いからです。またレベルが上のクラスほど生徒の平均年齢は高くなり、下のクラスほど平均年齢は低くなる傾向があります。日本人の留学生は20代がほとんどです。
■日本人の割合
日本人の割合が欧米諸国の語学学校より全体的に低いのがシンガポールの語学学校の特徴です。なお同時期に同じレベルの日本人が集まってしまい、クラスの日本人の割合が高くなることもありますが、それでも日本人の割合は最大でも4割程度であり、通常は1~2割程度内に収まっています。(中級程度のクラスに日本人が多い傾向があります)ただし短期留学可能な学校は2・3・7・8月は日本人の割合が増える傾向にあります。(この時期はお申込み人数を制限する場合があります)
■生徒のおもな国籍
学校により多い国籍の傾向はありますが、全体として留学生が多い国籍はインドネシア/ベトナム/中国の3カ国。それに続くのがタイ/韓国/台湾/日本などです。
■先生のおもな国籍
東南アジアからの留学生が多いシンガポールの語学学校 |
シンガポールの語学学校で教師をするにはシンガポール政府教育省の許可が必要です。英語教師というと国籍はイギリス/アメリカ/カナダ/オーストラリア/ニュージーランドに限ると思われている方も多いのですが、国籍がこれらの国以外でも幼少の頃からこれらの国で生活していた先生やこれらの国の大学に留学して英語教育を学んだ先生もいます。教師の良し悪しは国籍ではなく教育に対する情熱や授業の進め方や工夫にあると思いますので、それほど気にする必要はないと思います。ただし授業料が高い学校ほど教師の給料も高くなり経験豊富な教師や外国人教師が多い傾向があります。
■1ターム(コース)の期間
期間は学校により異なりますが通常は3ヶ月程度で1つのタームを修了します。各学校とも新しいタームがスタートするのはそのタームの期間毎(1ターム3ヶ月の学校は3ヶ月毎にスタート)が多いですが、毎週入学可能な学校の場合は毎週新しいタームがスタートするという意味ではありません。
次のページではシンガポールの滞在&生活費について話を伺いました。