前回の「イマドキの留学事情 ~社会人編~」に続き、30年以上の留学手続き代行及び留学情報誌の制作・販売を行っている(株)留学ジャーナルが独自で調査した「留学白書2006」から、今回は「大学生の留学事情」をお送りします。
【調査対象】留学ジャーナルカウンセリングセンターへの来訪者と留学ジャーナルオンライン利用者を対象にアンケートを実施、その結果をまとめています。男性30.6%:女性69.4%(2006年3~6月実施)
希望の留学先はカナダとアメリカがトップ
「留学先を決める際の条件」としては、以下の順位があがっています。(複数回答)
1位 60%)授業・カリキュラム
2位 48%)現地治安
3位 40%)生活費
4位 25%)地域
5位 22%)日本人の数
5位 22%)気候
7位 21%)交通の便
8位 14%)キャンパス
9位 8%)知名度
10位 7%)学校の規模
11位 2%)その他
という結果になっています。
休みを生かした短期語学研修が半数
夏休み・春休みを利用した「3ヵ月未満の語学研修」を目的としている人が54%と、半数以上が短期語学留学をしているのは社会人とは異なる点です。また、大学入学の割合が多いのも特徴で、「3ヵ月以上の語学研修」の人でも、その後大学進学を検討している割合も多いのでは、と予測できます。
約8割の人が留学後は日本に戻ることを希望
留学後、海外で働くことを希望しているのはわずか13%でした。一番多かったのが「日本で就職」51%で、留学経験や語学力を生かして働きたいと希望している人が多いようです。
ホテル・旅行関連や貿易・商社など、語学を生かした仕事を希望
留学後は「語学力が生かせる」または「語学力が必要」という職業が人気です。これに関連し、「就職活動に必要と思われる準備」という質問には「語学力向上」67%、「コミュニケーション能力」65%、「視野を広げること」57%が上位にあがっています。
【関連サイト】
■「イマドキの留学事情 ~社会人編~」
■「イマドキの留学事情」
■20代、30代の留学事情(「あの国でこれがやりたい!」調べ/2006年4月発表
■海外留学経験者の追跡調査(日本学生支援機構調べ/2005年3月発表)
■海外在留邦人数調査統計(外務省調べ/2006年9月発表)