【体験談】留学経験を活かして、児童英語教師になりました!
ハワイ大学留学経験を活かして児童英語教師になった扇谷さん。生徒さんのご自宅で教えるスタイルが好評 |
「Hello! How are you? How was your school?」
大きな声と抜群の発音で子供たちに挨拶する扇谷如香(なおか)さん。児童英語教師として独立して約3年目。各家庭に出向いて子供たちに英語を教えるスタイルをとっています。お母様たちからは「大手の英会話教室だと送迎も大変ですが、如香先生は自宅に来てくれるので助かります。」と評判もよく、スタート当初は地域の新聞に広告を載せて生徒募集をしていたのが、今ではコチコミで広がり約30人の生徒を抱えているそうです。
「結婚してどんな仕事をやろうか考えた時に、留学経験があるので子供になら英語を教えられるかな、という甘い思いつきで始めたんです」と話す如香先生。ところが、始めに児童英語教師の派遣会社に登録したものの、子供の扱い方がわからず、思うようにいかなかった事も多かったそうです。
「CDを聞きましょうとか、テキストを見ましょうと言えば、子供は言う事を聞いてくれると思っていたんです。ところが、1時間の授業でも題材をたくさん用意しておかないと子供はすぐに飽きてしまう。この仕事は工夫が必要だと気付きました。」
ほぼ毎日、午前中は教材作りに追われる |
そこで如香先生はゲームや歌をたくさん用意したり、自分で子供たちにあった教材を手作りしたり、どうやったら子供たちが英語を好きになってくれるかを考えるうちに、やりがいを感じるようになっていったそうです。今では午前中は教材作りと授業の準備に追われながらも「準備するのは大変ですが、何より子供たちに会いに行くのが楽しみなんです。私を通じて英語を好きになって、海外に興味を持ってくれれば嬉しいですね」と答える如香先生。その笑顔は、まさに児童英語教師の仕事が天職という顔でした。
扇谷如香さんは、ハワイの大学を卒業していたため英語力は何の問題もなかったようです。ただ児童英語教師としての経験が全くなかったため派遣会社に登録し、派遣で経験をつんだ後に独立をしています。派遣会社や児童英語教師振興会などに登録しておくことで、定期的にセミナーに参加して教え方を学ぶのがいいようです。児童英語教師の仕事の場合、英語力は問題なくても、子供たちにどうやって教えるのか、どうやって接するのか、子供とのコミュニケーション能力がとても重要な仕事です。前述の浜松先生も、教師になった後の努力が必要だとアドバイスをくれました。
■関連サイト
日本児童英語振興協会
英語検定