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こんな国際交流もある(1) ボランティアとして五輪に参加(4ページ目)

「オリンピックボランティア」は、留学やホームステイとは一味違う国際交流のひとつ。世界各国から参加する人々に混じって、日本人も活躍しています。次回は、あなたも参加してみませんか?

執筆者:南田 登喜子

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めざせアテネ!

オリンピックボランティアの募集はかなり早い段階から始まる。例えば、忠地さんの場合、今回のソルトレークシティのために申し込みをしたのは、2000年5月のこと。電話面接があったのが、翌年3月で、正式決定はそれから半年後という、気の長~い話である。

2004年のアテネでは、オリンピック、パラリンピック合わせて6万人のボランティアを必要としており、受付は2002年1月末に始まったばかりだ。応募条件は18歳以上であること。公式ページに、申請用フォームがあり、インターネットからの申し込みが可能になっている。その気があるなら、本番までに語学をブラッシュアップする期間はたっぷりある。

【関連】
ATHENS 2004 How to become a Volunteer (英語)
アテネオリンピックの公式ページにあるボランティア募集情報。性別、人種、信条、学歴などの制限は一切ないと明記されている。

SYDNEY OLYMPIC VOLUNTEER REPORT
「シドニーオリンピックのボランティア募集」の記事を日本で見つけてから、現地でオリンピックボランティアを実際に体験するまでの様子を詳細にレポート。開幕約4ヶ月前になってから採用通知を手にしたいきさつや、出発前のトラブル、期間中の仕事内容など。

シドニーオリンピックで知り合ったボランティアたちは、口を揃えて「やっと、ボランティアになれた!」と言っていた現地に来るまでの間に、トラブルや心配ごとがなかった人はたぶんひとりもいなかったんじゃないかと思う。採用結果が来るはずの時期になっても、音沙汰がなく、自分から電話、ファックス、メールなどを使ってアプローチを続けたり、開催時期が近づいても、トレーニングやスケジュールの連絡がなかなか来なくてやきもきしたり。どうやら、ソルトレークも似たようなものだったらしい。そのあたりは最初から覚悟したほうがいいのかもしれない。

非公式の条件として、「誰かに頼ったり、受身になったりせず、自分から積極的に動ける自立した人」「フレキシブルに対応できる人」をあげておこう!

【関連】
海外で働くプログラム

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