●シャワーの時間や洗濯の回数が制限される |
最近はそうとも言えないようだけれど、日本では「水と安全はタダ(のようなもの)」と言われてきた。でも、世界の多くの国では水は貴重な資源だと考えられている。そういうところでは、身体や髪を洗っている間、水を出しっぱなしにしたり、20分も30分もシャワーを浴びたりすることは、とても無責任な行動だと思われても仕方がない。シャワーの時間を制限されることがあっても、決してケチで言っているわけじゃないのだから、協力しよう。使い終わったあとには床が濡れていたり、髪の毛が落ちていたりしないかもチェックする心配りを見せたい。
ちなみにわたしが住んでいるオーストラリアでは、5スターホテルに泊まっても、「オーストラリアはとても乾燥した大陸です。洗濯する必要があるタオルは床へ、引き続き使用するタオルはタオル掛けへ置いてください」と書かれている。
→ポイント1 水は地球にとって大事な資源
●どこまで家事を手伝えばいいのか分からない |
食事の後片付けなど、できることは積極的にお手伝いを申し出たいもの。ファミリーが洗濯や掃除などすべてやってくれるところもあるようだけれど、身の回りのことは自分でするよう心がけて。たま~に、いろいろやっているうちに、すっかりお手伝いさんのように扱われるようになって、勉強をする時間が取れないというトラブルも聞くが、それはちょっと行き過ぎ。「ごめんなさい。今日は宿題がたくさんあるので、子どもたちと一緒に遊べないの」という一言で問題は解決するハズ。
お手伝いして分かる生活レヴェルの異文化発見というのもたくさんあるヨ。わたしがはじめてホームステイしたときには、お皿に洗剤の泡がついたまま、布巾で拭き取るという習慣に驚いたり、雨が降っても洗濯物を取り入れないことが不思議だったり……。→ポイント2 できる範囲で家事は手伝う
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