喫煙者に寛容な国、中国
中国は一般的に喫煙者に寛大です。喫煙人口もとても多く、成人男性の半数以上が喫煙者と思ってよいでしょう。男性ほど多くはありませんが、都市部を中心に女性の喫煙者も増えつつあります。
日本の喫煙者で「最近は肩身が狭くなった…昔の日本はもっと喫煙者に寛大だったのに…」とお嘆きの方がいらっしゃるとすれば、その人の考える「昔の日本」の状況が、中国にはまだたくさん残っているとお考えいただいていいと思います。
「かつての日本以上に、中国は喫煙者に寛大だ」という意見もあります。
もともとの人口が多いということもありますが、中国は世界最大のたばこ生産国であり、消費国なのです。中国では、喫煙者の肩身が狭いなんてことはありません。
北京五輪がたばこにも影響
中国は2003年にWTO(世界保健機構)で採択された「たばこ規制枠組み条約」に署名しています。それに伴い、たばこ規制のための法律が整備されてきました。北京五輪を前に、マナー向上を強く呼びかけていることも、もちろん大きく影響しています。
「北京五輪は無煙五輪に!」というスローガンも掲げられており、特に公共の場所での喫煙は今までより規制が厳しくなってきました。飲食店でも、禁煙エリアを設けるお店が徐々に増えてきており、「食事中はたばこの火を消すように」という呼びかけもされています。
とはいえ、中国人の基本的な姿勢としては、やはり喫煙者には寛大です。
それは中国におけるたばこは重要なアイテムであることが関係しているのでしょう。
■中国人社会でたばこは重要アイテム
■中国たばこはどんな味?
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