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無農薬のお茶は手づくりから 手づくりの新茶を楽しみましょう

完全に無農薬の茶葉は、なかなか手に入りませんが、減農薬の茶葉を使った新茶作りを楽しんでみましょう。

黒田 民子

執筆者:黒田 民子

ホームメイドクッキングガイド

♪夏も近づく八十八夜♪と歌われるように、今年も五月の連休に狭山の知人Uさんから新茶摘みのお誘いをいただきました。(ちなみに今年の八十八夜は5月2日でした)
さあ!今年も新茶づくりに挑戦です!
昨年は茶葉を蒸して作ったためか発酵が進み、紅茶のようなウーロン茶のような茶色のお茶ができました。これはこれで美味しかったのですが・・・。
今年はお茶づくり名人のアドバイスをいただき、濃い緑色の美味しい緑茶ができました。
感激です!悪戦苦闘したお茶づくりは2ページ目にご紹介しています。
まずは爽かな茶畑の風景をご覧下さいね。このすがすがしい空気をお届けできないのが残念です!
お茶は製造工程の発酵の度合いにより、緑茶(不発酵茶)、ウーロン茶(半発酵茶)、紅茶(発酵茶)、に分けられるんですよ。そうです!緑茶もウーロン茶も紅茶も、同じお茶の木から作られるんです。もっともお茶の木にも多くの種類があるそうですが・・・。

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埼玉県狭山市のUさんの茶畑です。辺り一面まぶしいばかりの新茶の薄緑色と新鮮な空気に気分が落ち着きます。   やわらかい新芽が元気よく伸びています。新芽は虫がつきやすく、無農薬を通すことはとても難しいそうですが、Uさんの茶畑はこまめな手入れで、農薬を極力使わないようにされています。
     
 
季節外れの霜がおりそうなときには、この大型扇風機が自動で回ります。お茶の葉は、それくらい遅霜に弱いそうです。   新芽は、上から3枚目までを摘み取ったものを極上の新茶とされています。これは機械づみ、私たちは手摘みをさせていただきました。スピードがまったく違います。
     
 
機械で摘み取っている風景です。両側から大きなバリカンのような刃できれいに摘みとられていきます。最近ではリモコンで人の手を煩わせることなく摘み取る機械もあります。   機械で摘み取られた茶葉は、大きな袋に自動的に吸い込まれていきます。
     
 

お茶の製造工場へ運ばれた茶葉は、
1・蒸し器で葉の発酵を止めます。
2・冷却機で色、成分を固定します。
3・粗揉機でもみながら熱風乾燥します。
4・揉捻機でさらに揉み水分を飛ばします。
5・中揉機では揉みながら熱風乾燥して撚りと乾燥をします。
6・精揉機は加熱しながら撚った葉をまっすぐにします。
7・乾燥機では充分に乾燥します。
8・仕上げ機では荒茶のふるい分けや切断をします。
9・合組機ではブレンドをして品質を調整します。
10・仕上げ乾燥機では火入れを行い香りを付けます。
という長い工程を経て、緑茶に仕上げるのです。

  見学させていただいた工場では、すぐ隣の茶畑から摘み取った茶葉を、製茶工場に搬入して、連続機械で新鮮なお茶づくりをされています。
茶葉がベルトコンベアーで運ばれて2時間位の工程で、新茶ができあがってきます。
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(C)May.2002 Copyright & Photo. Tamiko Kuroda
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