掃除機・クリーナー/掃除機関連情報

世界初!空気清浄付き掃除機『エアシス』

世界初の空気清浄モード搭載で注目を浴びているエアシス。その実力に迫ります。

執筆者:戸井田 園子

SANYO・airsis
SC-XD1(W)プレミアムホワイト
2007年9月1日発売
希望小売価格:131,250円 今年、注目の掃除機と言えば、空気清浄機が搭載された『airsis(エアシス)』。排気で空気が汚れる...というイメージを持つ「掃除機」と空気がキレイになる「空気清浄機」、この対極にあるものが、一台に合体したという点が、皆さんの関心をひいているのではないでしょうか?そこで、なぜこのような製品が登場したのか、またその実力はどうなのか、徹底的にみてみたいと思います。


<INDEX>
  • 新発想のコンセプトは“3次元掃除”でキレイ!・・・P.1
  • ヘッドに隠された“技”で使い勝手バツグン!・・・P.2
  • フィルター性能を維持する“技”でパワー持続・・・P.3


  • 新発想のコンセプトは“3次元掃除”でキレイ!

    今までの掃除は床だけ...これからは、床も空気も掃除する“3次元掃除”へ(※SANYOニュースリリースより) ゴミを吸い込む掃除機は、どうしても排気がでます。そして、皆さんも感じたことがある通り、排気の臭いは気になるものです。実は、最近発売された掃除機は、各社排気をキレイにする開発が進んでいます。しかし、いくら排気がキレイになっても、その排気が家具や床などに積もったホコリやチリを舞い上げてしまうのです。そのホコリは空中に拡散され、数時間も漂い続け、私たちはこの空気を吸う結果に...。この問題点に注目したのが『エアシス』なのです。

    この掃除機の目指すところは“3次元掃除”というもの。これは、床だけをキレイしていた今までの掃除機から進化し、部屋全体をキレイにするという発想です。そのために、排気をクリーンするのはもちろん、排気を抑え、さらに掃除中の部屋の空気をクリーンにする「空気清浄機能」を搭載したのです。では、この“3次元掃除”を実現したポイントについて、ご紹介しましょう。


    ■ポイントその1:排気をとことんクリーンに!
    後部から出る排気は、マイナスイオンで大きくなったホコリをULPAリングフィルターでキャッチ!クリーンルーム並みのきれいさに。 まずは排気をとことんキレイにすること。そのために、何重もの構造となっている空気清浄システムを採用しています。後部から出る排気は、本体内でマイナスイオンにより、ホコリ同士を大きくし、業務用クリーナーに使われている円筒形の「ULPAリングフィルター」を通過することで、0.3μm以上の微粒子をほぼ100%キャッチするレベルまでキレイになりました。これは、クリーンルーム同等のキレイさとのこと。なかなかスゴイですね。

    ★ガイドの実感★
    ちなみに、掃除機の排気に含まれるホコリを測定させてもらいました。結果は、0.3μm以下という超微細なサイズで【50個】程度の数値となっていました。このサイズのホコリだと、リビングで通常【15万個】とのこと。また一般手術室などのクリーンルームで【350~3500個】と言われいます。以前に会議室の空気を測定した時で【11万】でしたので、これは立派な結果ではないでしょうか。


    ■ポイントその2:そっと排気でホコリの舞い上げを減らす!
    本体周囲のメッシュ部分から排出される排気は、ふんわり。これならホコリも舞い上げません。 次なるポイントは、排気の出し方。先にも書いた通り、排気がキレイなだけでは、室内のホコリを舞い上げてしまうため、風路設計と構造により、排気をふわっと出すようになっているのです。秘密は、本体周囲のメッシュ部分。排気をメッシュ部分で分散し、ゆるやかに排出。その風速は、従来機種の1/3程度に抑えられているそうです。

    ★ガイドの実感★
    実際に手を当ててみると、本当に今までの掃除機とは違います。排気の出し方に配慮された機種でも、一箇所から上方向へ排気が出ているのを感じるのですが、この機種は、周囲全体からなんとなく風を感じるといった具合です。これなら、床に積もったホコリも舞い上げることは無いと実感しました。


    ■ポイントその3:空気清浄モードで室内の空気をよりクリーンに!
    「エアークリーン」ボタンで仕上げ!空気清浄モードで室内の空気をクリーンに仕上てくれます。 そして最後のダメ押しが空気清浄モード「エアークリーン」の搭載。本体単体で、空気清浄運転ができる機能がついているのです。「吸う」と言う掃除機本来の機能をいかし、室内の空気を吸い込み、キレイにして排気してくれます。10分間の自動運転で、空気中に残ったホコリをさらに清浄してくれると言う訳です。これで仕上げは万全ですね。

    ★ガイドの実感★
    使い方は簡単。掃除が終わったら、ホースを外して「エアークリーン」ボタンを押すだけ。本体ホース口から、どんどん空気が吸い込まれていくのが体感できます。また、キャスター付きで移動が楽なのも意外と便利。掃除が終わった後だけでなく、クローゼットや玄関など空気清浄機を置いて居ない場所や、ペットのケージ周りなどスポット的にも使えると感じました。


    以上3つのポイント「クリーンな排気・ふわっと排気・空気清浄仕上げ」により“3次元掃除”を実現した『エアシス』。確かに、部屋全体をクリーンにしてくれそうです。では引き続き、実際に掃除した様子をご報告します。次ページへどうぞ~~>>


    SANYO・エアシス
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