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2007オーブンレンジVol.2~目指せプロの味!(2ページ目)

2007年オーブンレンジ、スチーム搭載のヘルシー調理がトレンド。しかし、それだけではありません。そこで「ココだけは一番!」という、各社の個性に注目してみました。

執筆者:戸井田 園子

蓄熱効果の高い石で焼くオーブン~三菱電機

三菱電機・石焼厨房
RO-EV100形
2007年9月上旬発売
市場参考価格:\124,300 オートメニューより、手動で使いこなしたいと思う“お料理好き”に人気のある、三菱のオーブンレンジ。特にオーブン機能には定評があります。そして今機種も、さらに完成度の高いオーブンを発表してくれました。では、その特徴をご紹介しましょう。

庫内に石版を採用し、遠赤外線と蓄熱効果を高めます!※中央にある板は、同梱のピザ用プレート なんと言っても特徴的なのは、庫内の素材。『石焼厨房』と言う名の通り、庫内の左右と下の3面に“石板”を採用しました。“石”と言えば、イタリアンレストランで見かけるオーブンが“石窯”ですよね。石は、蓄熱効果と遠赤外線効果が高く、オーブンに適している材料なのです。したがって“石板”の採用により、従来の約2.4倍の遠赤外線量で食材の中までしっかり火を通し、蓄熱効果で高火力を維持して外側をしっかり焼く、本格的なオーブンが実現できたのです。またこの機種には、ピザ用の石板プレートも同梱されています。従来の金属性オーブン皿と違い、生地の裏までカリッと焼けるのが最大の魅力とのこと。お料理好きに人気がある理由が分かる気がしました。

奥行き40cmは日本のキッチン事情にはうれしい寸法です さらに、庫内30Lクラスで業界最小の奥行き40cmを実現!高機能タイプのオーブンレンジは、どうしても奥行きが大きい傾向があります。しかしこの寸法なら、今までの電子レンジスペースにも置けます。また、扉を閉める時にバタンと閉まらず、そっと閉まる「ソフトドアダンパー」や、操作パネル部分の液晶がカラーになっている点など、日々の使い勝手に対する細かい配慮も忘れてはいません。もちろん、最近のトレンドであるスチーム(加熱水蒸気)調理も搭載。前機種の水をオーブン皿に張る手動式から、給水タンクのオート式に進化し使いやすくなりました。

左上から、ピザ・鶏のオーブン焼き・フランスパン・ローストビーフなど、オーブン料理の王道がズラリ! それでは試食の感想です。一番おいしいと感じたのが、鶏のオーブン焼き。運良く焼きたて熱々を頂いたのですが、本当に皮がパリッと香ばしいのに肉は柔らかくて、我が家の古いオーブンとは比べ物になりません。ガイド、鶏の皮はあまり好みで無かったのですが、これなら好物になりそうです。また、専用プレートのあるピザも、生地の裏がパリッと焼きあがり、本格的な仕上がりでした。この他にも、ローストビーフ・フランスパン・ケーキなどなど、オーブン料理の王道がズラリ。自宅でこんなお料理が出てきたら、きっと家族は大喜びでしょうね。

★ガイドの感想&気になる点★
背面デザインは確かにスッキリしましたが...見えてもOKとは言いがたいかな? 充実のオーブン機能に対し、電子レンジのオート機能は標準的。しかし手動には、30℃・60℃など好みの温度を指定するモードがあり、離乳食など温度を気にする時は便利そうです。また、電子レンジを併用しないスチームの蒸し調理もできるので、使いやすと感じました。ちょっと気になるのは、背面のデザインについて。確かに他の機種と比べるとぐっとキレイなのですが「背面が食卓側に見えてもOK」と言うレベルでは無いかと...。できれば、ボディカラーと同素材・同色くらいまでの仕上げになることを期待します。

【参考サイト】三菱電機・ニュースリリース


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