“真空”がおいしさの鍵!~東芝・真空圧力炊き 東芝 真空圧力炊きV.VIP 特筆すべきは「真空」の効果。酸化を防ぐ・真空状態で米の中の空気が追い出され、代わりに水が浸透するなど、その理論に納得性があります。おいしいご飯を炊くための基本条件として「最適吸水」と「最適過熱」を柱とし、真空技術がさらに進化!では、その特徴をご紹介します。 ・品番:RC-10VSA(1.0L)/18VSA(1.8L) ・発売:2007年8月1日発売 ・参考価格:約8万円 ■水温最適浸し・炊飯容量最適浸し 最大の特徴は、真空技術で「米の浸水」が決め細やかにコントロールできるところ。おいしいご飯を炊くためには、季節や地域・炊飯量により、米の浸し時間を変える必要があるとのこと。理想の含水率は、28~29%。新機種では、水温・炊飯量に合わせて浸し時間をコントロールし、理想の含水率にすると言うからオドロキです。これはスゴイ! どんな水温・量でも、理想の含水率を実現します。 ■真空新鮮予約 実は、自然吸水2時間だと含水率は高くなるが芯まで吸水していないとか。その結果、浸し時間が長くなる「予約」の場合、ふやけた炊き上がりになるそうです。そこで予約の場合、炊飯直前にふやけた米を真空の技術で引き締め、最適水分量に戻すそうです。これまたスゴイですよね! 長時間水に浸しても、真空引き締めで最適水分量に! ■40時間保温 真空状態で保温することで、長時間保温を実現してきましたが、新機種ではさらに、平均気圧を低くできるようになりました。安定した真空状態で保温することにより、ご飯の理想的な含水率【62~63%】をキープし、白くて黄ばみのないご飯を維持。その結果、さらに長い40時間という長時間保温を実現しました。 40時間保温と旧機種24時間保温との比較解説パネル ★注目ポイント★ 「加熱方式」と「釜の素材」による競争が激化している中、徹底的なお米の水分コントロールで、おいしい炊飯を目指したのは、他社との大きな差と言えるでしょう。確かに、水温・季節・量・時間など、様々な要素に影響される浸水状態を、きめ細やかにコントロールできるのは、四季のある日本には重要なポイントだと思います。進化した真空技術はスゴイ!!と感動したガイドでした。 ★試食の感想★ 冷めてたご飯でもおいしい!これならお弁当でも安心。 今回は、冷めたご飯しか試食してないので、炊き立ての味の感想がお伝えできないのですが、食感・旨み・甘みともにバランスが良く、おかずを引き立てる優等生な印象のご飯だと感じます。また、冷めててもおいしかったので(笑)お弁当でも安心でしょう! 【参考】東芝・リリース *-*-*-*-* これらの高級炊飯器を見ていると、その進化と賢さには本当に驚きます。炊飯器は「味」が一番大事なのですが、このランクになると、どの炊飯器でも“おいしい”のは当たり前というのが正直なところ。強いて言えば、各社の味の特徴は若干ありますが、甘み・硬さなどが調整可能となっている今、それも大きな差にはならないかもしれません。それに対し、差がはっきりでるのは「炊飯方式」と「釜」です。各社の技術をしっかり把握し、自分が一番納得できるタイプを選ぶことをおすすめします。 タイガー・三菱・SANYO・象印の新機種については、以下の記事にて紹介していますので、ぜひ合わせてご覧下さい。! 【関連記事】 10万円を超えた炊飯器!SANYO純銅釜の実力 2007高級炊飯器・Vol.2~遠赤効果が鍵! 【参考INDEX】炊飯器関連・ガイド【記事】 【編集部おすすめの購入サイト】Amazonで人気の炊飯器をチェック!楽天市場で人気の炊飯器をチェック!前のページへ123※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。