注目の仕上がりチェーーック!~つづき
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■擬似汚れ付きTシャツ---汚れ落ち◎
- タオルや毛布など、肌触りを良く仕上げたいモノは乾燥までお任せ。
- ワイシャツや綿パンツなど、シワが困るモノは半乾きで仕上げにアイロンを掛けるのがベスト。
- Tシャツや綿のカジュアルシャツなど、アイロン掛けをしたくないものは乾燥せず吊るして干す。
結果はご覧の通り、ケチャップ・しょう油は完璧に落ちていました!ファンデーションはかなり擦りつけたため、落ちないのは当然の結果と言うレベル。焼肉のタレについては、油分が多いためどうしても完璧には落ちないそうです。実はこの実験、他社の洗濯乾燥機でも実施しまして、比べると東芝が一番落ちていたと言えます。ということで、汚れ落ちは◎としました!
右:洗濯後・ケチャップ・しょう油は完璧に落ちました!
■男性用・シャツ---シワ◎
形状記憶タイプのワイシャツは、ご覧のようにまったく問題なし。襟もピシッとしていますので、ビジネスユースとして遜色はないでしょう。綿が混ざると若干シワができやすくなりますが、綿+化繊のシャツも、シワシワで着れないということはなく、このままで充分着られそうです。柄物だと少しのシワなら気にならないので、その辺も考慮すると良いかもしれません。
右:化繊が入るとワイシャツも大丈夫なようです。
■くつ下(新品)---シワ◎・縮み○
こちらは、新品のくつ下で縮みの差を実験した結果です。新品をそのまま保存し、ひとつは新機種の“除湿乾燥”で、もうひとつは従来の乾燥機(洗濯機の上に置く乾燥専用の四角いタイプ)“ヒーター式乾燥”で、それぞれ試してみました。新品くつ下は、天日干しも含めて、いずれの乾燥方法でも縮むものですが、真ん中の“除湿乾燥”と一番上の“ヒーター乾燥”では、さらに差があることがご覧いただけるかと思います。ちなみに、天日干しと除湿乾燥がほぼ同様のサイズとなるそうです。この結果を目の当たりにすると、“除湿乾燥”の方が衣類への負担が少ないことが、はっきりと解りました。
フィルターメンテナンスは簡単!
乾燥時にでる繊維が、コンプレッサー部分に付着すると効率が落ちるということで、フィルターがセットされています。乾燥終了の都度、たまった繊維を捨てる必要があります。フィルターを引き出すと、パンヤの様なホコリがしっかりたまっていました。メンテナンスはいたって簡単。この綿ホコリのような細かい繊維くずを取り除けばOK。ふわふわと柔らかい手触りで、汚いという印象はなく、気分的にもイヤではないでしょう。是非、こまめに手入れをして下さい。右:手でつまむと、ふわっと剥がれます。
まとめ~最大の課題は乾燥機能の使い方
以上が、試用体験のご報告です!仕上がりチェックでご覧頂いたとおり、洗濯機の基本性能である「汚れ落ち」については、良く落ちていると感じました。やはり、柔道着など重心が偏るような重さのあるモノは苦手とのことですが、日常的な洗濯であれば、問題は無いでしょう。しかし乾燥は、まったく問題なしとは言えません。特にシワの問題は、乾燥機利用の大きな課題といえるでしょう。しかし、これは今回の機種に限ったことではありません。既に乾燥機をお使いの人はご存知だと思いますが、乾燥機は、小さな庫内で衣類を乾燥するため、どうしてもシワを延ばしてから干す、天日干しにはかなわないものです。一方、タオルやTシャツの肌触りは、乾燥機の方がふんわり柔らかく仕上がります。このような、乾燥機の特性を理解して利用することが大切。生地の組成・厚み・衣類の用途などを考えて利用しましょう。
例えば...
洗濯乾燥機は、家事の省力化にとって魅力的な製品ですが、何でもかんでも乾燥機に頼るのはNG。特に、洗濯乾燥機で初めて乾燥機を使われる人は、過大な期待は禁物です。しかし乾燥機は、干す手間が省けたり、雨の日にはとっても便利なもの。上手に使うコツを覚えて、より快適な洗濯ライフを手に入れて下さい!
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