静かさNo.1は・・・“東芝”
忙しい人こそ「音」の確認は外せません。洗濯は夜に済ませたいけど「洗濯機がうるさいから、明日の朝だ」と、タダでさえ忙しい朝に洗濯をしなくてはならないなんて...イヤですよね。また夜になってから「これ明日までに洗ってぇ~」ということもあるはず。ということで、洗濯機は静かであること越したことはありません。カタログには、洗濯時・脱水時・乾燥時の音が、dB(デシベル)で表示されていますので、最大時の数字をチェックしておきましょう。
長時間かかる乾燥が最小値となっていることから、トータルで考えると最も静かな洗濯機は東芝と言えるでしょう。ちなみに、最大値はSANYOの脱水時とNationalの乾燥時の【45dB】。(※Nationalはナイトモードなら40dBになります)図書館が40dB・普通の事務所が50dBといわれていますので、その中間というイメージですね。この数値だと、深夜の運転は音が少し気になるかもしれません。しかし、音は3dB違うと2倍の大きさに感じるとも言われますので、静音性にこだわるなら少しでも数値の少ない方がオススメです。
作業性No.1は・・・“SANYO”
ななめドラムに人気が集まる理由のひとつに、洗濯の出し入れなど「作業性」が良くなった点があげられます。日々こなす家事だからこそ、少しでも楽に作業をしたいものです。では、作業性が良くなる工夫をチェックしましょう。SANYOの新機種は、冷蔵庫同様に扉の開き勝手が左右2タイプ選べるのが特徴です。下図の様に、前に開く扉タイプの場合、設置場所によって使いやすい開き勝手は異なります。したがって、洗面所の洗濯機スペースにあわせて、使いやすい開き勝手が選べるのはとても便利!実はこれ、SANYOだけなんです。今まで無かったのが不思議なくらいですね。もともと狭い洗面所ですから、少しでも使いやすくなるこの仕様はオススメのポイントです。
洗濯機のレイアウトと扉の関係
ガイド宅の洗濯機スペースは左のタイプ。対面に小引き出しを置いているため、扉の開き勝手が「右開き」でないと洗濯が出せないかもしれません!ということで、SANYOの左右開きが選べるのはとても魅力的です。
やや気になるのが本体の高さ。貯水タンクを本体下部に設置したため、National・東芝が約1000mm(100cm)前後なのに対し、約1200mm(120cm)とかなり高くなっています。目安としては、洗濯機置き場に付いている水栓が隠れるくらいの高さとイメージして下さい。狭い洗面所では、かなり圧迫感がでてしまうかもしれません。充分に大きさを確認して下さい。
コンパクトNo.1は・・・“National”
もうひとつ注意したいのが「サイズ」。日本では、脱衣所を兼ねた洗面所に洗濯機を置くケースが多いので、少しでも空間を広くしたいもの。その点、ななめドラムは、従来の四角い洗濯機よりボリュームが軽減されているのも大きなメリットのひとつ。カタログには以下のような寸法図が記載されていますので、必ず確認しておきましょう。今回の3機種では、幅・奥行・高さとも一番コンパクトなのはNationalでした。洗濯乾燥機の寸法図
各社、正面の幅は大差がありませんが、奥行きには若干差が見られます。寸法は本体の奥行きだけでなく、扉が開いた時の最大寸法(図中・黄色マーキング)が肝心。設置してから「扉が開ききらない!」なんてことがあっては台無しです。自宅の設置スペースとあわせて、しっかり事前に確認しましょう。
以上、ガイドが気になるチェックポイントをみてきました。ご覧頂いたように、各社それぞれ得意分野があるため「これがNo.1」とは言い切れないのが現状です。まずは、自分が優先したい項目は、節水・節電・時短・静音・作業性・サイズのどれなのか?が決め手になると言えるでしょう。
また、3機種とも同様のななめドラム式のため、基本的な洗浄方法については同じレベルと判断すると、プラスアルファの機能が次なる決め手となります。各社それぞれ独自の機能を搭載していますので、自分が「魅力的♪」と思う機能を見極めて、最終的な決断として下さい!
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