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サイクロン掃除機、dyson・DC12の評価(2ページ目)

サイクロン掃除機の老舗dyson(ダイソン)から発売されたNewモデル【DC12】をガイドが体験。その詳細と使用感を“★”の数で評価しました。是非ご覧下さい!

執筆者:戸井田 園子

気になる使用感!集塵力・排気・音は★いくつ?

 
dyson掃除機ゴミ
ごみが溜まったクリアビンの様子
いよいよ運転開始です。14畳のフローリング(2回分)・8畳と6畳のカーペット・6畳の和室・キッチンで試してみました。右の写真が掃除機をかけた後の『クリアビン』です。

これだけホコリが溜まったのにはビックリです。確かに「掃除をした~!」という達成感は、かなりありますね。普段小まめに掃除をする方ではありませんが、これだけホコリが取れるので、やはり集塵力は大したものだと感じます。

では、それぞれの項目別に、ガイドの使用感を“”の数でお伝えしていきます。
 
吸引力&集塵力 ★★★★★
想像していた程、吸いつく感じはしません。紙パック式の掃除機の方が、床に吸い付く感覚は強い様に感じます。吸い付き感=集塵力ではないのですが、吸引力を期待している方には物足りないかもしれません。

しかし!カーペットの上に、ヘッド部(クリーンエアタービン)を置いたとたん、あっと言う間にクリアビン内でホコリがくるくる回りだしました。(我が家が特別ではないはず・・・)これはちょっと感動します。フローリングでも、ヘッドを移動させずにしばらく一箇所に置いたままにしてみると、かなりのホコリが吸い上げられました。掃除機をかけた後、素足で歩いてみると、ざらざらした感じが無くなっています。

いろいろ試してみた結果、床の種類に限らず、ヘッドを何度も動かすより、ゆっくり動かす方が効率よく集塵されていると感じます。また壁と床の隅も、ガンガン壁に押し付けるより、ヘッドをしばらく置いておくと、どんどんホコリが吸い取られていきました。やはり集塵力はスゴイと言うのが実感です。
 
排気&臭い ★★★★☆
排気で特筆すべきことは、臭いが全くしないことです。これは、紙パック式より優れている点と言えるでしょう。

しかし、風速・風量はすごく、まるで扇風機の様です。排気の風向きは上方向なので、基本的には床のホコリは舞い上がりにくいと思いますが、棚の上のホコリなどは舞い上げることになるかもしれません。お掃除の基本を守り、ホコリは上から徐々に落としてから掃除機をかける様、心がけたいと思いました。
 
★★★☆☆
排気量の多さもあり、音は結構大きいと感じました。赤ちゃんが寝ている時や、夜などは使用を控えた方が良いでしょう。

もともと風力を利用しているので、“サイクロン”の方が音は大きいものです。今まで紙パックを使っていた方は気になるかもしれません。
 
操作性 ★★★☆☆
●操作全般について
ヘッドの付け根が動くため、ぶらぶらしていて力が入りません。本来、掃除機はモップと異なり力を入れる必要のないものです。慣れれば、力をいれずにスイスイ転がす感じがつかめ、かえって楽になります。

前ページで説明した、ブラシの回転をON/OFFできるタービンツールが手動の点と、ホルダーに設置したアタッチメントが落ちやすいという点は、マイナスポイントですね。

●手元スイッチについて
手元スイッチはリモコン式です。スイッチの感度ですが、最初はやや鈍く感じます。これは、国産のフェザータッチに慣れているせいでしょう。ボタンをしっかり押せば、リモコンが効かないと言うことはありません。少し意識して、しっかり押すことを心がけました。今回、手元スイッチをリモコン式にしたことで、ホース内の配線を無くしているとのこと。(手元スイッチは、本体とつなぐために、ホース内に配線を通しているのが一般的)その分ホース自体が軽くなり、折り曲げても大丈夫になっています。

●キャスターについて
キャスターの動きについては、360度方向自在にスムーズに動く程ではありませんが、ガイド自身は問題と感じるレベルではありませんでした。本体がコンパクトになった分、小回りが効くと言えるでしょう。


 

ゴミ捨て&フィルターメンテナンスは★いくつ?

 
dyson掃除機ゴミ
クリアビンをビニール袋で覆い底ブタを開けたところ
では、溜まったゴミを捨ててみましょう。クリアビンを本体から外し、ベランダへ。dysonの説明書の様に、バケツの上で底ブタをパカッっと開けて中身を捨てるのが一番簡単です。しかし、集合住宅やお隣の家が近いと、ホコリを巻き散らかすのも気がひけます。そこで、ビニールの中で底ブタを開けることに・・・すると、細かいホコリが「もわぁ~」と充満しました。その結果、クリアビンの外側がホコリまみれに・・・。

外側の『クリアビン』は水洗いOKですから、ベランダや庭など外回りに水道があれば、そんなに大変な労力では無いでしょう。しかし、ビニール袋使用を想定すると、毎回クリアビンを水洗いしないと『クリアビン』を本体に戻せません。
 
dyson掃除機ゴミ
シリンダー内部。片栗粉のような細かいホコリが見えます。
シリンダー部分を外し、中をのぞいてみると、片栗粉のような細かい粉がたくさん取れています。こんなに細かいホコリが取れているということでは、さらに集塵力の高さを実感しました。

この、黄色いシリンダー部は水に濡らしてはいけないので、中側・外側共に、乾いた布などでホコリを落としましょう。
 
ゴミ捨て ★★☆☆☆
ゴミ捨てに関しては、取り出して捨てるだけの“紙パック”の方が全然手間がかかりません。しかし、このゴミの捨て方については、dysonに限らず“サイクロン”全ての特徴となります。

ホコリが舞い散るのが嫌だったり、ゴミケースを洗ったりするのが面倒な方は、良く検討して下さい。また、ホコリでアレルギー症状がでる方も、注意が必要ですね。
 
フィルターメンテナンス ★★★★★
『フィルター』は6ヶ月に1度の水洗いを推奨しています。フィルターの構造は、前ページで説明したとおり、簡単に取り出せます。ホコリを払いそれぞれのパーツを水洗いをするだけ。交換が無いのも経済的です。


最後はアフターサービスです!
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