果樹園だったオランジュリー美術館
睡蓮の間への入口(c)Jean-Christophe Ballot |
モネは自身の集大成ともいえるこの睡蓮という作品に非常に強いこだわりを持ち、展示する場所から展示方法までを自ら指定することに執着したそうです。作品内容から、展示する美術館は自然に囲まれた環境でなければいけないとし、光も自然光を使うこととしました。その結果、セーヌ川という「水」がすぐ近くにあり、チュイルリー庭園の中にあるオランジュリーに白羽の矢が立ったのです。
美術収集家ポール・ギヨームのコレクションが加わる
ルノワールとセザンヌの作品が並ぶ地下の廊下(c)Jean-Christophe Ballot |
次のページでは、遂に睡蓮のために美術館が立ち上がった!自然光へのこだわりによる6年間の工事の後のオランジュリーをレポートします!