フルーツと砂糖菓子、陶芸の町
田舎のマルシェはローカル色豊かな特産品をひやかすのが楽しみ。南仏だけあって地酒のコート・デュ・リュベロンやオリーブオイルが並び、中には日頃見たことのない取れたてのトリュフなども。希少価値にビックリしてお値段を聞いて又ビックリ、お土産?ううん、ちょっと無理かな。

そんなリュベロンの農産物畜産物に混じってつややかに光る色鮮やかなフルーツ類が目に付きます。プロヴァンス料理をいただくとデザートに添えられたあのフルーツコンフィのようです。聞いてみればアプトのコンフィ生産量はフランス一、たくさんの有名なメーカーや工房があるそうです。このコンフィ(砂糖漬け)日持ちもするしケーキ作りにも欠かせないのでお土産にぴったりみたい、皆どっさりと買い込んでゆきます。


もう一つそそられるのが黄色や茶色、鮮やかなブルーなど独特の色使いで食卓を飾るプロヴァンス焼きの食器類。おいしいプロヴァンス料理にぴったりですね。町を北へ盆地の方に下ってゆくと道の周辺にはたくさんの色あざやかなタイルや陶芸の工房があります。お値段も手ごろで、マルシェで買うのも良いけれど工房を訪れて工程を見ながら買いたい品を吟味するのもまた楽しいですね。


なだらか丘を登ればラベンダー畑
こうしてマルシェをひやかしていると、目や耳とともにずっと鼻をくすぐり続けてくれる甘い香りに気付かない人はいないでしょう。あざやかな紫のドライフラワーを見つければその香りの正体が分かります。ラベンダー。ポプリ、香水、びん詰めもあれば石鹸など加工品も。それもそのはず、フランスのラベンダー20パーセントがここの生産なんだそうです。

「え、じゃあ広大なラベンダー畑を見ることができるの?」その通りです。丘を登りつめたビュオー周辺は一面ラベンダー畑。6月の終わりから7月いっぱいはそれはそれは息をのむほどの美しい紫のじゅうたんが丘の上に敷きつめられます。