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当然と言えば当然ですが屋根にも壁にもゆがみはなく、のんびりした風景の中にごく自然に、静かに丘の上にたたずんでいます。この村で車はないでしょう、電車沿いの駐車場に車を滑り込ませるとパネルが貼ってありゴッホの絵の複製が。なるほど、モチーフとなった風景をパネルで示してくれているらしい。
例の絵の中の教会はノートルダム教会。祭壇の後ろのステンドグラスのある裏側を描いているんですね。こちらに来るのは猫ばかり、どうにも、いつまで眺めていても、あの絵にあるような緊迫感が私の目を通り抜けて押し寄せて来る様子はありません。
いわゆる自殺前の糸杉の時代に見られる強烈な色彩と背景の渦から湧き出る切迫感は情熱でしょうか、それとも突如としてあらわれる病に対する恐怖でしょうか。
■村と麦畑をのぞむ兄弟の墓
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■ラヴー亭での生活
このラヴー亭の屋根裏がゴッホの下宿。現在は元通りきれいに改修されゴッホ博物館として内部を公開しています。店舗兼レストランももちろん食事が出来るようになっています。
ラヴー亭は面倒見の良い親切な経営者ラヴーさんの経営により、多くの村人や村に集まる芸術家などが集まりにぎわっていました。人付き合いの下手なゴッホも表面上は容易に溶け込むことが出来たようで、経営者の娘、アドリーヌさんの絵をはじめたくさんの土地の人の肖像画も残されています。
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□ラヴー亭
10:00AM~19:00(11月~3月は18:00ただし、入場は17:30迄)月曜休館
8, rue de la Sansonne
95430 Auvers-sur-Oise
TEL:33 (0)1 30 36 60 60
FAX:33 (0)1 30 36 60 61