年齢に関係なく我々のワードローブに欠かせないアイテムといえばジーンズ。そのジーンズに使われているデニム地の語源が何かって知ってます?デ・ニーム、ニームなんですよ!光りあふれる南仏に2000年以上も前、ローマ人が住みつき、りっぱな闘技場や神殿、塔などさまざまな遺跡が昔のままに残っている町並みは、意外にもデニムに代表される服飾の街、現代センスと活気もあふれています。さあ、そんな歴史と現代的センスの融合した街ニームをご一緒に味わってみましょう。
INDEX
■闘技場から旧市街を経てカレ神殿へ
■フォンテーヌ公園からマーニュ塔
■ファッションとショッピング
■ゆったり滞在、おいしさいっぱい
■ニームお役立ち情報
■闘技場から旧市街を経てカレ神殿へ
南仏ガール県の中心ニームはラングドック地方とプロヴァンス地方の境、自然には恵まれているし気候は地中海性で温暖快適。豊富な農産物のおかげで2000年以上も前からローマ時代の植民地として栄えてきたんだそうな。
おどろかされるのは町の中心、旧市街にあちこちある古代ローマの遺跡。そこら中にごろごろと言ってよいほどある上に、それらが又本当に2000年も前のもの?と疑いたくなるほど綺麗!
駅前の大通りを北西に行けばすぐに旧市街。目の前に広がるのは巨大なアレナ(Le Arenes)、闘技場。2段組みの巨大なアーチが連なる楕円形の闘技場は、なんと現在もイベント会場として実際に使われています。もちろんイベントの無い時には内部の見学もOK。運が良ければ闘牛だって楽しめるかも。
逆おむすび型の旧市街、北西の端にあるのがカレ神殿(La Maison Carree)コリント式の美しい柱とバランスの良いいかにもなローマ神殿は全体が完全に保存されているなんてここ一つ、すばらしい。とにかくこのあたりはフォーラム(広場)で古代の政治の中心、どこを掘っても遺跡だらけなもんだから歴史に興味のない人だって目を見張ることうけあい。
アレナからカレ神殿に向かって気持ちの良いポプラ並木をぶらぶら歩いてゆくとサン・ポール教会があって中にはすばらしいフラスコ画があったりします。教会なのでもちろん入館は自由。そう言えばカレ神殿もフリー、ニームはなかなか太っ腹ですね。アレナのてっぺんから見たマーニュの塔もここまで来るとすぐそこ、ついでに郊外まで足を伸ばしてみましょう。
□ニームとその周辺地図
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