フランス/フランスのおすすめエリア

トロッコでピレネーを越えカルカッソンヌへ

古く紀元前からスペインをにらみ続けた城塞都市カルカッソンヌ。ちょっと見上げれば絵に描いたようなピレネーの山々。せっかくなら、お花畑を楽しみながらトロッコ列車の寄り道はいかが?

執筆者:赤木 滋生


要塞都市カルカッソンヌは南仏きっての人気観光地、でもちょっと南を見上げればそこにはピレネーの美しい山々が広がっています。みすみすこの大自然を見逃すなんて…そんなあなたに耳寄り情報。家族での鉄道を利用した南仏の旅がお好きなmojoさんのご案内によるとっておきのコース!絵に描いたようなピレネーの美しい山々とメルヘンチックなお花畑を楽しみながらトロッコ列車をコースに加えてみるのはいかがでしょう。

 INDEX
  ■出発は異国情緒とロマネスクの街ペルピニャン
  ■メルヘンチックなお花畑をトロッコ列車で
  ■急峻な峰々に囲まれた静かなピレネーの散策
■出発は異国情緒あふれるペルピニャン
南仏をユーレイルパスなどを使って鉄道で旅行するなら少し足を延ばして雄大なピレネーの山々とメルヘンチックなお花畑を満喫できるお勧めコースがあります。先ずはコースのご紹介です。

Perpignan→トロッコ列車(Le Train Jaune)→Latour de Carol(SNCFに乗り換え)→L'Hospitalet Pres L'Andorre→Pamiers-(タクシー)→Mirepoix→Carcassonne
ペルピニャンはほとんどスペインと言ってよいほど国境に近い地中海沿岸の街。現在も残っている「カスチーヨ」と呼ばれる城郭の一部はアラブ風の独特な雰囲気が異国情緒を感じさせます。街の様子からも歴史が感じられますが、マジョルカ王宮として国王が住んだのが13世紀の後半、フランスで一番古いものだそうです。

ペルピニャン観光局公式サイト
http://www.perpignantourisme.com/


さて、トロッコ列車(Le Train Jaune)に乗るにはペルピニャンをさらに西に35キロほど列車に揺られ、Villefranche de Conflentまで行きます。ここで乗り換えればいよいよ出発です。

■メルヘンチックなお花畑をトロッコ列車で
このコースの最初の見所はトロッコ鉄道(Le Train Jaune)、まさに高原列車です!いきなり始まる息を呑むような石造りのアーチ橋。トロッコ列車は春~夏なら見渡す限りのお花畑の中をゆっくり走ります。途中、車窓からアンドラよりも遥かに小さい小さい国に出会います。ここはスペイン領Llivia(ジヴィア)。周りをフランスに囲まれた人口わずか1200人の村、めずらしい見慣れない国旗が掲げられているのも楽しいですね。

終点のLatour de Carolは目の前の国境を越えるとスペインPuigcerda。このLatour de Carol駅には昔ながらのレストランがありここで昼食をとることが出来ます。なかなか良い雰囲気でしたよ。

フランス国鉄SNCFのトロッコ鉄道ページ
http://www.trainstouristiques-ter.com/train_jaune.htm
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