覗きが招く恐怖!

デジタル機器を駆使<br>(c) 2007 Dream Works LLC and Cold Spring Pictures. All rights reserved.
デジタル機器を駆使
(c) 2007 Dream Works LLC and Cold Spring Pictures. All rights reserved.
有名なアルフレッド・ヒッチコックの映画『裏窓』も限られた場所での覗きが元で事件に巻き込まれてしまうという内容でした。しかし、『ディスタービア』は、デジタル機器があふれた現代という社会において、今の時代ならではの「覗き見」の危険と恐怖をリアルな画像で迫ります。

「そのへんで止めておけばいいのに」と思っても止まらない好奇心。真実を見極めるために、危険を冒しつつも全力で頭脳と機器とを駆使する主人公たち。それは十代という若さと行動力、デジタル機器を使いこなす柔軟な頭があってこそかもしれません。ケールの足首に巻かれた監視ベルトすら有効利用する点などは、いざというときの危機管理のヒントになっています。

アヤシイ隣人を尾行して携帯電話のカメラでその人物を撮ることも、今の世の中では、有名人を見かけたときに誰もがするようなごく当たり前の行為かもしれませんが、撮られる側の気持ちを考えていないとどんな恐ろしいことが待ち受けているかもしれません。

誰にでも隣人がいる

それにしても、いったい私たちは隣人のことをどれだけ知っているというのでしょうか? 深刻な近隣問題が、あちこちで発生している今日この頃です。知らなくても怖い、知りすぎても怖い……この映画は、そんなアンビバレントな現実を教えてくれます。たとえば、「どの殺人者も誰かの隣に住んでいる!」という事実。自分の隣人が殺人者であったとしたら? そして、それを自分が知ってしまったら? 人は、どのように行動すべきなのでしょうか?

その覗き見は危険!<br>(c) 2007 Dream Works LLC and Cold Spring Pictures. All rights reserved.
その覗き見は危険!
(c) 2007 Dream Works LLC and Cold Spring Pictures. All rights reserved.
衝撃的な事件の全容は終盤で知ることになります。これは非常に欧米的な事件といえるかと思いますが、日本でもあながちあり得ないことではないかもしれません。毎日のように報道される殺人事件になかば慣れてしまってきている我々でありながら、いつ自分が当事者になるかもしれないという危機感は薄いと思えます。

ついうっかり、隣人を覗き見てしまったことから始まる恐怖……。そんなことが実際に起きたときに、誰もが命を賭けて戦うことができるでしょうか? 映画はテンポよく、息もつかせず怒涛のように展開します。音楽がまたとても効果的です。ドキドキハラハラ、恐怖心がテンションを高く維持し続けます。ちょっと意表を突かれるのが、今はなきミニー・リパートンの名曲「Loving You」。知っている人にはとても懐かしく感じられるはず。

スティーブン・スピルバーグ氏が絶賛する若手俳優、ケール役の「シャイア・ラブーフ」、隣のカワイイ女子高生・アシュリー役の「サラ・ローマー」、ケールの親友・ロニー役の「アーロン・ヨー」ほか、役柄にピッタリでナチュラルな演技には、思わず映画であることを忘れてしまいそうになります。「隣人問題」や「盗撮」など、現代を生きる人々にとって、自分の身を守るためのさまざまなヒントが満載。娯楽映画としてだけでなく、防犯的、危機管理としてもためになる、防犯ガイドこの秋一番のおススメ映画です。


■日本版『ディスタービア』オフィシャルサイト

■米国版『ディスタービア』オフィシャルサイト

■映画『ディスタービア』公開は、11月、スバル座ほか東宝洋画系にて全国ロードショー。

■配給:角川映画、角川エンタテインメント
■クレジット:(c) 2007 Dream Works LLC and Cold Spring Pictures. All rights reserved.

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