ある女子高生の被害体験

狙われた女子高生
狙われた女子高生
17歳の高校生・H子さんは、ある早朝、いつものように駅の駐輪場に自転車を止めました。それから出入り口へ向かおうとして通路を歩き出すと、前方から若い男がやってきました。(このままだとぶつかっちゃうから、避けないと)と思ったH子さんは、男とは目を合わせないようにしながら、左へと体をずらしました。

ところが、男も同じ方向に動いたため、(あれ?)と思いながら、今度は右にずれようとしました。と、思った瞬間に、いきなり抱きすくめられたのです! 一瞬、声は出ませんでした。しかし、「うぎゃあ~」とか、「ィヤー」といった、声にならない声をなんとか上げて、男を押しのけようとしました。

朝の出勤、登校時刻のため、周囲に人がまったくいないわけではなかったものの、女子高生であるH子さんとさほど年の変わらない若い男がもみ合っているわけですから、あるいは「痴話げんか」にでも見えたかもしれません。誰も気に留める様子もなく、ましてや助けに飛んで来てくれるような人はいなかったのです。

必死の思いでようやく男を押しのけたH子さんは、出入り口に向かって一目散に走って逃げました。「まさか、朝から、しかも人の出入りの多い駅の駐輪場で痴漢に遭遇するとは…」そして、H子さんと大して年齢も変わらないような若い男の痴漢行為に、とてもショックを受けたのでした。H子さんも届け出はしませんでした。

H子さんは「若い人だったから」と思ったのですが、十代の少年だったとしても、これも思い込み、油断の一つでしょう。この年代でも度々性犯罪は起きています。また性的欲求もさかんな年頃です。若い人だから何もしないだろうというのは間違いで、どの年代であっても、ほかに人がいない場所では警戒しなくてはなりません。駐輪場は、痴漢による「抱きつく」「さわる」「見せる」など、さまざまな性犯罪が起きている場所なのです。

やはり、防犯ブザーが一番

出入りの際に、周囲をよく見回して、不審な人物がいないことを確認しましょう。そして、手にはいつも防犯ブザーを持っているようにすることが何よりです。自分が若い女性であれば、いつでも、どこでも狙われる危険性があると思っておくことが必要なのです。毎日のように利用している場所のため、油断してしまうものですが、駐輪場での被害は間違いなく発生しているのですから、十分に警戒するようにしましょう。


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