盗難被害がわからない!
クリスマス当日も給料日で、もしかすると連泊を予定している人もいるかもしれません。仕事の仲間と飲みに行くかも。あるいは会社の忘年会? するとその夜も帰宅しないか、帰るとしてもかなり遅い時刻。気持ちよく酔ったあなたを迎えるのは、かけたはずのカギが開いているドア…かもしれない。
または、ご丁寧にもカギをかけてくれていて、室内も乱れていなければ、預貯金の通帳と印鑑を盗まれたことに気がつくのは、何日も先の話になるでしょう。
そうなれば、いったい、いつ、ドロボウに入られたのやらわかりません。ドアノブやあちこちをすでにたくさん触ってしまっていてあなた以外の指紋は検出されず、床もあなたの足跡しか判別できなくなっている。警察の人に、色々訊かれても、いつ、盗まれたのかまったくわからず答えようがない。ヘタすると、盗まれたものさえ、すべてを思い出せないかもしれません。
あわてて金融機関に問い合わせると、あなたの口座からは定期預金も含めて、すっかり引き出されている…。盗難届が出されていない時点で引き出されているので、金融機関には落ち度はなく、あなたは当面の生活費すら、どうしたものかと途方に暮れる。
遅ればせながら盗難届を出したところで、このところの犯罪検挙率の低さを思えば、犯人が捕まることはほどんどないし、仮に捕まったとしても盗まれた物が戻ってくることなどは、まず考えられないでしょう。
あんなに輝いていたイルミネーションは、クリスマスを過ぎた途端にすっかり取り外されて、師走の寒さがふところに一段とこたえる…。一夜の輝きは、ドロボウに入られたことによって一気にかき消されます。
あなたが「自分はドロボウにとってのサンタクロースだったのか」と思ってもなんの慰めにもならないでしょう。あるいは「空き巣に入られた」という被害と精神的ショックをプレゼントとして置いて行った、ドロボウという名のサンタクロースだったのか…。
それでは、空き巣の盗難被害を防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか? 「エッ、そんな簡単なことで?」とっても簡単で、誰にでもすぐできるテクニックを次ページで
→クリスマス臨時防犯対策