対応策について
とくに女子校の付近で見かけられることが多いのですが、学校近辺には露出魔が多く出没します。それだけ人の目、驚く目が多いからでしょうか。とくに停まっている車には要注意です。車に近づく前に車内の人の気配を確かめるようにしましょう。バックミラーを見るなど様子がおかしくないか気を配って、車内を見ないようにしましょう。車内の男が動作をするとつい目がそこにいってしまうことが多いので気をつけましょう。
よく見かける常習犯の場合、またそういう車に遭遇したときに自分に余裕があれば、車のナンバープレートを見て車両番号をメモして警察に通報しましょう。
ナンバーは語呂合わせなどをして、覚えてあとでメモっておくのも手です。車の色や形もわかる限り覚えておきます。その場では逮捕できなくても記録が残りますので、どこかで捕まったときに余罪として出てくるでしょう。
通報しましょう
このように露出魔は女性を驚かせます。驚く女性を見て彼らは満足するのです。ヘンタイという自覚も彼らにはあるのですが、そういう性癖なのです。しかし、見せられた女性にとっては大迷惑です。趣味や嗜好は個人的なものですが、その行為が犯罪である以上は許せません。また、小さいときにそのようなものを見たショックで「男性恐怖症」になってしまった女性もいます。最近は女性警察官が対応してくれるところも多くなったので、これは犯罪なのですから目撃した女性はどんどん通報しましょう。
■法律ワンポイントチェック
軽犯罪法第１条二十
公衆の目に触れるような場所で公衆にけん悪の情を催させるようさ仕方でしり、ももその他身体の一部をみだりに露出した者は、拘留または科料に処する。
刑法第22章 第174条
［公然猥褻］
公然とわいせつな行為をした者は、6月以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。
なお、拙著『ヘンな人、危ない人から身を守る』並木書房は、このような女性の受ける被害について多数の実例を挙げています。
『父が娘に読ませたい「安全作法」の心得』中経出版も女性の身の守り方を詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
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