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住まいを涼しくするあの手この手(2ページ目)

温暖化の進む昨今、この夏ももう、猛暑な予感! そんな日々でも涼しく過ごす知恵があるハズ。今回はあくまでエコの視点をもった上で、住まいの暑さ対策を考えます。

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

涼しく暮らすレシピその1
「朝の風で蓄冷」


「朝一番」の空気までをなんとか住まいの中に導きたい。
「朝一番」の空気までをなんとか住まいの中に導きたい。
夜明け前から朝にかけての空気や吹く風はその日に一番冷たく、清んでいるもの。
この風を夜のうちから窓を開いて、換気の要領で家中に行き渡るようにしておきましょう。
昼間がどんなに猛暑であろうと、また熱帯夜といわれようと、夜中から明け方までの間に気温はぐっと下がります。
この無料の「冷気」を逃す手はありません。

明け方の「冷気」で住まい全体が冷やされ、住まいの各所(特にコンクリート部分)で「蓄冷」されることによって、
昼間の温度上昇を抑えることができるのです。

季節ごとに変わる風向き。どの方向から、どんな時間帯に、どんな風が吹き込んでくるのか。気にしだすと結構面白いものですよ。
こんなサイトもあります。
アメダス風向風速(気象庁発表)
http://www.imocwx.com/amds/am1_ej.htm


自分の家のあたり、ざっくりとした風向きやその強さをこの発表から見て取ることも出来ますが、実際に自分の身体で感じてみるのが一番分かりやすいはず。ぜひ体感してみて下さい、朝の風。


涼しく暮らすレシピその2
「西日にはよしず」


たいへん大きなものながら、ホームセンターなどで見る限りびっくりするくらい安い「よしず」。
たいへん大きなものながら、ホームセンターなどで見る限りびっくりするくらい安い「よしず」。
西向きのマンション住戸や、戸建で西に玄関があるようなお宅の場合、西日が遮りなくダイレクトに住まいの面を熱してしまいます。
「西日で熱せられてしまった玄関ドアノブは、火傷しそうで触れない!」なんてお宅もあるくらいです。

この西日、できるものなら「生垣」のようなもので遮り住まいの壁面などに当てないのが一番なのですが、
昨今、防犯面などから背の高い生垣を避ける風潮もあり、難しいところ。

そんな戸建や、マンションでも低層階で特におすすめなのが「よしず」
背の高い「すだれ」だと思っていいでしょう(実際に「たてすだれ」という呼び方もあります)。
『海の家』などの壁面を構成しているのも、多くこの「よしず」です。

「よしず」は大きいものでは、高さ11尺(およそ3メートル30センチ)にも及びます。「マンション低層階」でも、風が強い場合、落下の危険があり、マンション規約等でベランダ置きを禁じているかもしれませんので、よく確認してみて下さい。
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