小学生は夏の自由研究の残骸に注意して!
チャタテムシ(イラスト)。体長は約1ミリ(小さい!) |
この『チャタテムシ』、食品関係では鰹節や小麦粉、から揚げ粉やうどん、そうめんなど乾麺など(特に食べかけのものなど)を食害しますが、主な実害は大発生したときの見た目の不気味さ、「不快害虫」にカテゴライズされるものです。
ところで意外な発生場所としては、子どもが夏休みの自由研究などでつくる「昆虫標本」が大発生ポイントとして挙がります。去年の夏の残骸が子ども部屋のクローゼットなどに入ったままであるおうちでは、是非とも入梅前にチェックしては?
チャタテムシ発生の予防と対策
冬場の激しい結露は、梅雨のチャタテムシ大発生の序章……(梅雨場も結露は発生しやすいです。注意して!) |
冬のうちから結露対策を怠らずおくことも予防という点で有効です。来冬に向け頭の片隅にでも残して置くと良いでしょう。
また、春は新生活・引越しシーズンですが、日々の忙しさに紛れて新居に移って後にも長く梅雨~夏過ぎまで段ボール箱を「床に直置き」しておくこともあるかと思います。
しかし、これは大変なNG。先にも書きましたが古新聞・古雑誌の放置も避けたほうが賢明です(特に、ジメジメと湿った部屋は危険)。思い当たる節がある方は是非とも入梅前に始末しておきましょう。
『チャタテムシ』は、ほぼどんな住まいにも生息はしているそう。多少の発生では実害もほとんどありませんし、見つけ次第、洗剤で拭き取ったり掃除機で吸い取るなどの対処でも十分処理できます。
発生箇所が床や壁面であれば、まずエサとなるカビを落とした後、「防疫用殺虫剤」(フェニトロチオン:MEP)を塗布し、「リン化アルミニウムくん蒸剤」も有効とされます。
でもあまりにも大発生してしまった『チャタテムシ』駆除には、害虫駆除業者等のプロへの相談・依頼をおすすめしたいです(本当に、気味が悪く不快なので!<経験者語る)。
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