掃除/掃除関連情報

一日5分で見極める、家の通風・ホコリの巣(2ページ目)

冬は暖房器具が稼動することもあり、お部屋の意識的な換気が欠かせません。しかし換気がちゃんとされているか否かってなかなか目に見えませんよね? それが見える方法があるんです!

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

マンション
風の出口…だからこんなに、汚れる。

風の流れを可視化する小道具とは?

ずばり「ゴム風船」を数個用意し、膨らませます。(この手間、5分程度)

ゴム風船は普通、おもちゃ屋さんのほか、100円ショップやコンビニの「おもちゃコーナー」にも置いてあります。できれば薄手の(安物の)ほうがよいです。 


小道具はこう使う

膨らませた「ゴム風船」を、家中に適当に散らばせます。
そしてその状態で、半日生活しましょう。

その間、留守にはせずに、
ドアの開け閉め、掃除、掃除に際しての換気などなど、家族の普通の動きがあるようにします。

ただし、できるだけ風船を故意に動かしたり、邪魔だからと蹴っ飛ばしたりしないように(!)。

さて、半日経って、風船が一番多く発見される窓のある場所……

そこが、住まいのなかの
「風下」。「空気の出口」、になります。

そしてその場所に出口となるような窓がない場合、そこはいわゆる「吹き溜まり」であることが分かります。
つまるところ、
住まいの中で「ホコリの巣」に、もっともなりやすいポイントであるということです。


換気をするときの注意点

大方の場合、換気をする際には、暖房器具を実際に使っている部屋の窓だけを開いて「換気」としていることと思います。

そのように、暖房器具を置いてある部屋の窓を開ける、それ自体は問題ないのですが、その際には必ず「空気の出口」となる開口部も開くようにします。

一部屋に2箇所以上の窓等がある場合は2箇所とも開きましょう。マンションなどで1箇所しか窓のない場合は、ドアを開けた状態で住まいの風下にあった窓(空気の出口)も開いて風を通します。(マンションでは風が強く吹くことが多いため、この状態で数秒~数十秒でもかなりの風が入ることになるでしょう。ドアで手を挟む事故などがないように気をつけてください。)


「ホコリの巣」の注意点

コンセント
こんなところも、「吹き溜まり」になりやすい(トラッキング現象に注意!)。

窓もないのに風船がたまる「吹き溜まり」=「ホコリの巣」は、日ごろの掃除でも実は手を付けづらい場所にあったりします。

それだけに、汚れが蓄積し、ホコリの巣のみならず
ダニの巣窟になっていることも多々あります。ソコこそが、家族のアレルギーの温床であったりするわけです。注意!

この機にその場所を認識した以上は、今後その場所を意識して重点的に掃除するようにしましょう。


・・・

家族や友人、親戚が集まる機会も増える時季。住まいの空気の流れを知ることで、
クリーンな部屋の空気を維持し、皆そろって、健康に過ごす一助としてください。





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