日が暮れるまで頑張って、その後数ヶ月そうじしない・・・・・・なんてことのないように。 |
掃除に費やす時間は、どんなに長くても2時間が限度。
『ロハそうじ』を心がける限り、過剰に掃除に傾注してはいけません。どんなに究極に綺麗にしたところで、人が住んでいる限り住まいは汚れ続けます。どうせまた掃除しなければならない羽目にはなるのです。一日の労力を、2時間以上取らないようにしましょう。できれば1時間以内。30分でカタがつくようになればより理想的です。
「最優先させるべき事項」を決める。それが済んだら、終える。
例えば、3歳児のいるガイド宅の場合、「床に落ちている食べ物の残滓」を除去するのが、住まいの掃除の最優先事項だったりします。人によっては、「なんて低レベルな!」と思われるかもしれません。でもまったく、思わぬところからご飯粒の乾いたのや、お煎餅のくずが発見されるのです。驚きます。
言わずもがなですが、食べかすはカビ、ダニ、ゴキブリ等を呼び、住環境を劣悪化させる主要因になります。この除去こそが最優先。毎朝の掃除機がけは欠かさず、隔日で床の水拭きをします。
そして、次点の優先事項は「トイレ掃除」です。これも3歳児ゆえ、大人としては思いもよらぬところにおしっこがこぼれていることが、ままあるため。
そんな衛生面もさることながら、梅雨時期ということもあり、マンションの窓のないトイレは臭いが籠もるのです。不愉快なトイレは暮らしを暗くします。最低でも隔日で、トイレ床と便器を磨き、「臭わない状態」を取り戻します。手早くこなせばLDK、廊下、寝室に掃除機をかけて、トイレ掃除までで30分で済みます。
基本的には、毎日のノルマに、それ以上のルーティンは組まないようにしています。
正直に言って、仕事をし、家事をし、育児をしながら毎日家中を磨き上げていられるほどのヒマもありません。
もちろん……「まぁまぁ」では足りず、「すっごく」綺麗にしなければならない局面の前には、数日かけてベストの「OK!」ポイントまで持っていくようにします。
毎日は手をつけない、キッチンや洗面所や浴室、玄関、仕事部屋、ベランダなどの掃除は、労力を考えて3日から3ヶ月毎の大まかなエンド決めと、ルーティンを定めています。
(この掃除の「エンド決め」や「ルーティン」については、回を変えて詳しくお話しする予定です)
とにかく、「最優先事項」+αの時点で、あっさりその日の掃除からは切り上げてしまう。その潔さこそが『ロハそうじ』の醍醐味と言えるでしょう。
「とにかく、無理しない」
「できるだけ」
「まぁまぁ」
ただし、「続けること」。
今日から、やってみよう。
実は、他人の目から見れば、それが「まぁまぁ綺麗」であれ「まぁ、まぁまぁ…綺麗?」であれ、あまり差が無く、「綺麗!」
と映ることのほうが多いのです。
「他人の芝生は青い」の法則?ですね。
『「イキイキと楽しげに、まぁ自分でできるだけ続けられる程度の」キレイさを住まいに保つお掃除』=『ロハそうじ』。
振り返って思想の面から考えれば、地球レベルのおおごとにもつながります。
でも、考えてみてください。
住まいが、まぁまぁ綺麗で、ノンストレスなら、自分の心がまず、穏やか。そして家族に対しても、ゆとりが持てる(多少汚されても、短時間でリカバリ可能と思える)。
家族の和が保たれる。
家族は社会の縮図ですから、ひいては、世界平和にも貢献できる…。
……ような気さえします。
まぁ、騙されたと思って、今日から早速、
「まぁまぁレベル」のお掃除、始めてみてください。
とにかく、がんばりすぎないこと。がんばらないこと。
ちょっとは心さわやかになった、その時点でやめちゃうこと。です!
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