髪の老化現象のひとつ、白髪。予防法はある!? |
髪の老化は「3大老化原因」が引き起こす!
毛髪が老化する──そう聞いて真っ先に思い浮かべるのは白髪ではないでしょうか。このほか、髪やせ(髪が細くなる)や毛髪・頭皮の乾燥も毛髪の老化現象です。これらは、主に加齢・紫外線・乾燥という、3大老化原因によって引き起こされます。まずは、加齢による毛髪の変化について、まとめてみましょう。
・幼少期……毛髪は細く、15cm以上は伸びない
・思春期……毛髪の直径が太くなり、60cm以上伸びるようになる
・成人期……毛髪の成長期が5~6年になる
・熟年期……毛胞(もうほう)がわずかに減少し、毛髪も細くなる
幼少期は、もともと毛髪が細く、あまり伸びません。毛髪の成長期も短いため、15cm以上は伸びない、とされています。思春期から成人期になると、毛髪が太く(ちなみに、日本人女性の毛髪の直径は約0.08mm)なり、成長期の期間が長くなっていきます。毛髪の成長期が5~6年ほどですので、1年で35cm程度伸びるとすると、2m以上伸びるということになります。
熟年期に入ると、毛髪を生み出す毛胞がわずかに減少するということがわかっています。つまり、毛髪の本数が減る、ということです。合わせて、紫外線や乾燥、頭髪に悪影響を与えるシャンプー剤の使いすぎなどで、毛髪が細くなります。おまけに新陳代謝が悪くなるので、毛髪が伸びるスピードも遅くなります。そのため、全体的に薄くなってしまうのです。
また、年齢を重ねるにつれて色素細胞の能力が衰え、毛髪の色素が消失、白髪となってしまいます。さらには、細胞が水分を蓄える力も衰え、頭皮が乾燥しやすくなってしまいます。乾いた土壌で植物が育たないように、乾いた頭皮からは、健康な髪は生まれにくくなるのです。
髪や頭皮の老化を防ぐ方法はあるのでしょうか。次ページへ続きます。