箕田さんは神奈川県の平塚市で、月に一回、オートハープ教室を開いている。その日は家族全員で出かける習いだ。小学1年生のM君はその日がとても楽しみだという。

演奏
リビングで演奏。すかさず、二人の子どもたちが踊り出す。なんて贅沢な休日なんだろう!

お父さんがオートハープをかき鳴らしながら歌う、その周りを、二人の子どもたちが踊り回る。M君と、3歳のKちゃんの満面の笑みとのびのびした踊りに、こちらまで笑い楽しくなってしまう。

住まいの中の一部屋を「工房」にすることのデメリットと、メリットをはかりにかけることは、多分ふつうに考えればそう難しいことではない(どう考えても、不利だ)。でも「はかり」の種類を替えてみれば答えはひとつではない。少なくとも、このキラキラした音を奏でる風変わりな楽器を愛し奏でる父親との暮らしから、家族が受け取っているものの大きさは「はかりしれない」と、家族外の者の目にも映るもの。子どもを持つ親として、「うらやましい」と言えるもの。



オートハープの独特の音色は、いま「音楽療法」という見地から見直され、注目され始めている。リビングの特設“テーブル前”ステージでのソロリサイタルに耳を傾けながら、その包み込むような音色に満たされた住まいの内外の木々が、ひときわ青々としている理由を、理解した。




【箕田泰生さんのサイト】


●koto-koto-harp http://members2.jcom.home.ne.jp/koto2harp/index.html/




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