掃除/掃除関連情報

初夏の窓・ケア・メソッド

「窓が汚くても、カーテン閉めれば気にならない!」ってホントに? 爽やかな季節、窓を開け放つたびに目に入る薄汚れた窓…。さあ気付いてしまったら、掃除のし時です。

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

緑
新緑の季節! 風も爽やか!

「窓なんてカーテンを閉めちゃえば、汚れているの、あんまり気にならないもん!」

そんな強がり(!)が通用するのも冬の間までか、せいぜい春が終わるまで?

窓を開け放ち、新緑の香りの風を住まいいっぱいに呼吸したくなる、この5月から梅雨までの限られた爽やかな季節…の恩恵を享けようとするとき、

薄汚れて曇った窓

がバッチリ目に入ってきてしまったら?!

……無視し続けることはできませんよね。

さあ、お掃除しどき、です!


【INDEX】
・住まいの窓は、こんな原因で汚れる
・綺麗にすべき優先順位を考えて、行動に移す
・窓そうじにうってつけなのは、“雨の日、曇り、雨上がり”
・曇りガラスや、珍しい形状の窓の場合
・基本の窓ケア方法



住まいの窓は、こんな原因で汚れる

住まいの窓を汚す主犯は、飛んで来た砂や土。いわば「泥汚れ」が窓汚れのメインと言えます。

砂土は住まいの内外を問わず、窓汚れの原因になります。なかでも、よく目立つのは一戸建てなら地面からの跳ね上がりによる泥(※履き出し窓の下部)、高層のマンションなら雨に混じって吹き付ける空気中の微細な泥や煤煙(比較的窓の上部が汚れやすい)によるものです。

※履き出し窓=リビングなどに採用される、足元からほぼ天井までの高さの横引き窓のこと

また「泥汚れ」のほかに、花粉の飛散量の多い今年は、「花粉汚れ」も見過ごすことのできない窓の汚れの原因のひとつでした。花粉の時季、マイカーのボディやフロントガラスなどに未曾有の汚れを体験した方も多いはず…。住まいの窓(屋根や、雨どいなど)も同様に汚されているわけです。

窓の屋内側につく汚れでは、サッシの隙間から入ってきた微細な砂土が静電気などでついた「泥汚れ」(先述)のほか、キッチンから漂ってくる「油煙汚れ」、また私たち自身の「手垢(手脂)汚れ」、タバコを吸う家庭では「ヤニ汚れ」などが窓を汚くする要因に挙げられます。

まとめると、

・窓の外側の汚れは…泥・砂(ホコリ)がメイン=主に水溶性。
(ただし、煤煙や花粉も考慮)

・窓の内側の汚れは…油煙、手垢(アブラ)がメイン=主に脂溶性。
(ただし、外部から侵入した泥砂ホコリや、屋内に浮遊する綿ぼこりなども)

窓の汚れの原因については、おおむね上のように認識しておいて間違いないでしょう。多少変わったところでは、子どもによるクレヨンの落書きやイタズラによる糊・ハナミズなどの塗布も汚れの原因に考えられますが(ガイド宅だけ?!)、それらの対策については後述します。

さあ、実際の掃除に移りましょう!
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