世に暖房器具は多かれど。それぞれメリット・デメリットがあるもの。例えば「こたつ」の場合足元があったまる、なごむというメリットがありますが、一度入ると出られない…、部屋が散らかりやすい…、といったデメリットが。「エアコン」ならば空気が汚れないというメリットの代わりに、乾燥しやすいというデメリット。石油ファンヒーター、石油ストーブ、ガスファンヒーター、オイルヒーター、エトセトラ、エトセトラ……。
この冬は寒さが訪れるのが、一足早かったですよね。さて冬の初め、フニワラさんちにもともとあった暖房器具類は、次の3種類でした。ひとつは「電気こたつ」。もうひとつは「エアコン(暖房)」。そしてもうひとつは「ガス温水式床暖房」。ザッツオール。
これらの器具は、もともと仕込まれている「床暖房」を含めすべてリビングにあります。フニワラさん夫婦は普段、主としてリビングに生息しているため、これらのいずれかを稼動させて、これまでしのいできました(お気に入りは「床暖房」でした)。
しかし、「床暖房」は夜中は稼動させません(ガス代がかかるのがもったいない!)。とはいえ、リビング隣接の寝室では、新生児フニコとフニワラ(妻)が夜な夜なひっそりと授乳活動を行っているのです。寒い。これが結構寒い! なんとかならないものか! 特に局所的に、フニワラ(妻)の背中とか腰が冷えるのです。ここだけあっためたい! フニワラ(妻)は切望するのでした。
■えらばれし、『ハロゲンヒーター』とは?
そんな中、熟慮と情報収拾の結果導入された暖房器具が『ハロゲンヒーター』でした!
さて『ハロゲンヒーター』とは何か? なぜフニワラさんちで選ばれたのか? 簡単にご説明しましょう。
>>>特徴的なカタチ
一見、そのカタチは「扇風機」に見えます。というか、扇風機にしか最初は見えません。インパクトがあります。
扇風機スタイルを裏切らず、首振りしたりもします。でも、羽はついていません。
風の代わりに、扇風機の後側に当たる反射鏡から、熱気が放射されてきます。どちらかというと、一種パラボラアンテナ風の印象です。
>>>特徴的な熱源
ハロゲンヒーターが『ハロゲンヒーター』たる条件として、「ハロゲンランプ」が熱源である、というものがあります。そうでなければ普通の「電気ストーブ」になってしまいます(ある意味、ハロゲンヒーターも広義の電気ストーブではありますが)。この、「ハロゲンランプ」から発せられた光を、反射鏡によって効率的に熱利用するものなのです。
「ハロゲンランプ」とは、「封入ガスに窒素やアルゴンなどの不活性ガスや、微量のハロゲン化物(ヨウ素、臭素、塩素、フッ素)を添加した赤外線電球」とのことですが、電気を直接熱に変える、従来の電気ストーブと異なり、「急速加熱」できるという点が、大きな特徴かと思われます。
>>>特徴的な魅力
石油やガスなど、酸素を燃やす暖房器具に多くありがちな「空気を汚す(一酸化炭素を出す)」といった心配が電気を使う「ハロゲンヒーター」にはありません。換気が要らないのです。
また、さきに書いたような、熱源(ハロゲンランプ)の特殊性により、スイッチをONしてわずか1、2秒程度で、器具の正面には暖気が発生。夜中や朝、さっと温まりたいときに待たされずに済みます。これは助かる!
>>>特徴的な魅力その2
また夜中に寝室で使う際に気になる音の面もクリア。温風が出るわけではないため、ほとんど作動音はありません。
熱を一旦、反射鏡に当てて放射する構造なため、熱源が剥き出しになっておらず、電気ストーブにありがちだった痛いような、刺すような「熱さ」というものではありません。あたたかさがマイルドなのです(遠赤外線効果です)。
安全面でも、扇風機と同様の網が前面に施されており(網に起毛させたタイプの商品も売られています)、火傷の心配もありません。
転倒時には電源OFFになるのも、寝室や子ども部屋で使う際に安心なポイントですね!