■分譲賃貸って?
通常、『賃貸マンション』というのは、大家さんが事業目的で1棟まるごと建てた、マンションの各部屋が貸し出されるものです。あくまでも事業目的である以上、利潤のため、そうそう豪華な仕様や設備はしつらえられていません。住まい手の都合よりも、大家さんの都合優先。また間取りなども、長く住み続けるには向かないケースが多かったりします。
かたや『分譲賃貸』とは、つまりは『分譲マンションを賃貸に出した物件』のことを指しています。
『分譲マンション』ですから、もともと一部屋(物件)あたり何千万円という値段が付いていたモノです。
また前提として「一生住む」ための物件であるため、構造、壁や床の厚さ(防音性能)、各種設備、建物全体の管理などなど『賃貸(専用)マンション』とは違ったハイグレードなクオリティがなければいけません。
もともとの建てられ方が『賃貸』向けではないのです。
そんなグレードの高い住まいを、ローンも組まず気楽な『賃貸』で借りられる! また「オーナー」ではなくあくまで「店子」という立場なので、管理組合の理事などをするわずらわしさもありません!(でも管理規約は守りましょう!)
『分譲賃貸』のうまみとは、こんなところに凝縮されています。
ファミリータイプの『分譲賃貸』は、多くマイホーム(自宅)として、また投機や節税目的としてマンションを取得した人が、転勤の事情などと併せて賃貸に出しているというケースが多いものです。
よって、オーナー(大家さん)は建物全体で一人、というわけではなく、個々の物件(部屋)で異なるもの。また、隣人は賃貸で住んでいるわけではない購入者であったりするもの、通常の『賃貸マンション』とは、ご近所環境的にも随分と異なるのです。
(もっとも、投機用の『分譲賃貸』のなかには、ワンルームマンションのように購入者自身が住んでいるというケースはほとんど無い、という物件もあります。)>>>参考:不動産投資サイト
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